【DEATHNOTE】名探偵と殺人鬼と俳優【男主】2

48冊目 ページ1

Lや月の話を聞いてる限り、どうやらこの2人もほとんど俺と同じ意見みたいだ。

これなら口出しする必要もないな。






「そう言えばA、今回のビデオを見ても、"あの"
感じはしましたか？」


『あの感じ？』






どの感じの事を言ってるんだ？






「この間言っていたじゃないですか。
第二のキラの性別の話です」


「性別？」


『っ！あの話は忘れろって言っただろ！』






あの日の夜を思い出して、また顔が熱くなる。
あんな根拠も何もない発言をいつまでも…。
月まで興味持ち始めてるじゃんか。






「曖昧でも構いません。あなたの意見が聞きたいです」






じいっと、真っ黒な目で俺を見てくる。
こんな風にじっと見られてると、まるで心の中まで探られてるみたいだ。






『…別に構わないけど、やっぱり恥ずかしいんで、話すのは月とLだけで良いか』


「はい、構いませんよ」


「じゃあ、部屋を移動しようか」








.









「それで、説明してくれるか。
第二のキラの性別の話って何なんだ？」






やっぱりそれ、聞くよね…。






「前にAが言っていたんです。
第二のキラの話し方には、変声期を通してでもわかる女性特有の癖がある、と」


「癖？」


『癖といっても殆ど俺の勘で、口で説明できるようなものじゃない』


「でも、Aの勘は昔から結構当たるよね」





勘でキラが捕まえられればLなんて必要ないけどな。






「それで、今回のビデオを見てどうでしたか？」


『…正直________』

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