隊士達の心を奪う凶悪犯がいるらしい【鬼滅の刃】

誰がモノにできるか ページ21

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___数日前、本部にて。

柱達は風柱を囲んでいた。



「おい不死川。Aをおんぶした上に寝顔を見たそうだな。助けたのは良しとして太もも触ったことと寝顔見たことは許さない。絶対に許さない。」
「嗚呼、太ももは大罪だ…南無阿弥陀仏。」
「隠の人の仕事を奪うなんて最低。」
「不死川実弥死刑！」


「あ"ァ"？！寧ろ感謝しろやァ！俺が助けてやったんだ！」



Aの太ももを触ったこと、寝顔を見たこと。柱達の中で不死川実弥は重罪を犯していた。



「でも冨岡さんも変な動きしてましたよね。」
「…！」
「冨岡！何をやろうとしたんだ！」
「いつもは来ないのに急に蝶屋敷に来たんです。Aと竃門君に会わせてくれって。」
「俺は襲わない。」
「寧ろ怪しいんですけど。気持ち悪いです。」
「心外…ッ！」



それから各々Aに取った行動を責め合っていた。ギャーギャーうるさい時、音柱が少し大きめな声で




「もう指名手配撤去して、誰がAをモノにできるかって言う勝負にしねぇ？派手な勝負だろ。Aを本部に連れてきたとしてお前らが派手に暴れる未来しか見えねえ。」


と言った。そしたら他の柱達は目をギラリとさせ「乗った」と言う。



「燃えるわ！頑張んなきゃ！」
「Aは僕のものだよ。」


各々闘志を燃やして自らの屋敷へ帰った。




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まず動いたのは霞柱だった。Aがかまぼこ隊と歩いている中Aだけを連れ去って、お散歩をする。その時に「A、僕のものになって。」と言うが、「え！？」とすごい顔されたため撃沈。

次に恋柱。恋柱は炭治郎達も一緒に甘味処へ行った。たくさん食べて、たくさん満腹になって、「Aちゃんの胃袋ゲッド！」と言ったが吐きそうな顔をして「…うっぷ。」と言われたため撃沈。



そして風柱。風柱も壁ドンという至難の技を繰り広げるも、Aが可愛すぎて撃沈。



「…次は俺がいこう。」



立ち向かった水の呼吸の使い手、冨岡義勇は実に勇敢な面持ちでAの元に向かった。


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