即ファボ失礼します【我妻善逸】

15.モヤモヤ ページ18

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翌朝、俺が教室に入れば男子に囲まれた。



「「おい善逸1から100まで説明しろ。」」



episode 15「モヤモヤ」




「はぁ！？付き合ってねえの！？絶対両思いじゃんか！ふざけんな！」
「やっぱり告白って緊張するじゃん…！」
「ンなこと言ってんじゃねえぞ！しばくぞ！するならとっととしろ！あ〜俺のAちゃんが！！！」



俺がもじもじしてたら、いろんな友達に叱られた。確かに、あの人気者のAちゃんとデートまで行って告白しないなんて相当恨み買うに決まってるよな。

でも好きでたまらないのに、いざ言葉に出すってなると緊張するんだよね。



「善逸今日中に告白しないと俺、告白するからな！！」
「え！？！？」



なんて言う脅しだよ…！それでもしAちゃんがOKでもしちゃったら俺一生後悔するやつじゃん。



「わかったよ、今日する！！」



俺は立ち上がって拳を上に突き上げた。周りの男子は「それでこそ男だ！」と煽ててくる。

勢いで言ったはいいものの、めっちゃ緊張する。
両思いだって勝手に思ってるけど、もしかしたらAちゃんは俺のこと好きじゃないかもしれない。


炭治郎はよく、「善逸ならやれる」と言ってくれた。

そうじゃん、俺ならやれる。頑張れる。



「よし。」


俺は覚悟を決めて、AちゃんにDMを送った。



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今日の朝、私は友達に囲まれた。
善逸くんのことを質問攻めされたのだ。

私は恥ずかしいけど、みんなに善逸くんと出掛けたことを知ってもらったのが嬉しくて。ついつい惚気てしまった。

みんなは「きゃあ」って言いながら私の話を沢山聞いてくれた。嗚呼、女子っぽいなって思った。

でも、1人だけ、1人だけすごく悲しそうな顔をした子がいた。チャイムが鳴って、席に着いてからモヤモヤしていた。


もしかしたら、私は無意識に酷いことをしていたかもしれない。



それから本人に聞いてみたら、



『私も、善逸くんのこと好きなんだ。諦めたくない。』


って。




善逸Aちゃん、放課後一緒に帰らない?




「…どうしよう。」
「何がだよ？」
「善逸くんに、帰り誘われた。」
「迷う必要ねえだろ！行けよ！」


「……うん。そうだよね。」



私の中のモヤモヤは未だ消えず。
どうしたら良いのかもわからぬまま、返信をした。



A帰ろうか!



どちらもなあなあにして、最低な女だよね。



((友情と愛情
((あなたなら、どちらを選びますか？




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