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宮「あ、Aちゃん!」
勢いでさっきの公園を出てきたけど、あれじゃ辰哉くんに失礼だよね
戻る?戻らない?と路頭に迷っていると、後ろから声が聞こえた
『涼太くん?』
宮「ふっかが放心状態で帰ってきたからさ、何かあったのかなって笑」
『さすが涼太くん笑…昔から勘が鋭いよね笑』
途方に暮れたような声で頑張って涼太くんの方を向いて笑顔を向けた
宮「Aちゃん、頑張って笑わなくてもいいよ?」
『…ははっ…』
宮「…俺最近聞いたんだけどさ、ふっかのスマホの中身見た事ある?」
『中?…』
宮「そう、ふっかのスマホの中身」
突然辰哉くんのスマホのことについて喋り始めた涼太くん
デートのときだったりの待ち合わせでよくスマホを見ているとこは何回も見てきたけど
何してるのかは気にならなかったし、聞こうとも思わなかった
宮「ふっかね、一時期…Aちゃんが別れを告げた頃かな?スマホから張り付いて離れない時があってね笑」
『そんなことあったんだ笑…』
宮「飽きずに何見てるの?って聞いたら…二三枚しか入っていない写真のフォルダ見てた」
「Aは用心深くて、俺との写真撮らせてくれないから、二三枚しかないんだよねって」
そういえばそんなこともあったかも
これからデビューするであろう人と写真を撮ったとしてもし流出だなんて考えるだけでおぞましい笑
「A〜写真撮ろ〜よ」
『絶対ダメだから、自分の立場を考えなさい』
「…っしゃっ!撮った!」
『あ!今撮ったでしょ!』
私が彼の家に行った時にこう聞かれた時があった
もちろん私はバツを出してそっぽ向いた
でもその隙を狙って辰哉くんがスマホを持っている手を伸ばし、数枚写真を撮られた
そう、この時だけ…他に撮られていたかもしれないけど…
宮「Aちゃんが思ってるよりふっかは用心深いよ?笑」
『気づかれたらやばいからだよ…』
宮「…いつからそんなにネガティブになっちゃった?笑」
顔を覗き込んで聞いてきた涼太くん
昔から友達がいないことでネガティブなことばっか考えてたけど
確かに涼太くん達にはテンションが上がって喋ってた
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最近更新できてなくてすいません💦
更新停止になってしまう場合がありますが
その時はこいつやってんなって思っててください
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作者名:チョコ | 作成日時:2022年5月29日 17時