青空と雨空【F.Tatsuya】 (ページ12)

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12 Fukazawa ページ12

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佐「え～なんか最近ふっか帰るの早くない？」

「待ってる人がいんの！」

翔「え、好きな人？！笑」

毎日学校終わったら暇なんて言ったけど実は暇なんかじゃない

部活もほとんどないし、学校終わったらあるところに直行して一二時間したらAちゃんの学校へ迎えに行くだけ

うちの学校全員が全員って訳じゃないけどみんな学校終わったら行かなきゃ行けないとこあるーとかだから

普通の高校より一二時間早く終わる

それで最近はスケジュールつめつめ

それでもAちゃんのためだって、自分を奮い立たせて一日一日を頑張る

そんな日が数ヶ月続いた後、夏休みに入った俺たちは相変わらず毎日のようにある場所へ行かなければならない

貴重な休みを頂いた日翔太の家へ

「あれ、Aちゃん？…もしかして渡辺って…妹だったのか…笑」

『深澤くん…』

「んはっこの前ぶり～笑」

この夏休み期間はどっかで連絡しようかなぁなんて考えてたから好都合

まさか翔太の妹がAちゃんだったなんてね

思いもしなかった

しかもAちゃんがいるなんて勉強捗るに決まってんじゃん

翔「お前さ、もしかしてAのこと好きになってねぇよな」

帰り道、駅まで送ってくれた翔太が聞いてきた

「ん～それはどうかな笑」

佐「え～ふっかAちゃんが好きなの？笑」

岩「ていうかもう惚れてんじゃん」

阿「ベッタリだもんね」

翔「別にお前が誰をすきになろうが関係ねぇけど、泣かせんなよ」

ちょうど駅前に着いたとき翔太がぼそっと呟いてきた

泣かせるわけないじゃん

っていうかなんとしてでもAちゃんのこと彼女にするつもりだし

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