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近くのコンビニの前にぼーっと突っ立ったまま遠くを眺めていると
とっくの前に半袖になって露出している腕にポツっと水滴が落ちてきた気がした
空を見上げてみれば案の定大粒の雨が降り出した
「うわっ雨やばいね」
『え…いつの間に…』
喋りかけてきた隣の男性を見てみるといつの間にか居た深澤さん
雨に濡れたスーツの部分を手ではらいながらまたこっちを見た
「ちょっとだけ屋根あるから雨宿りに最適だね笑」
『…どうやって帰ります？…』
「とりあえず傘買おっか笑」
コンビニに入っていった深澤さんの後を早足でついて行く
「はい、もう買った」
店内のものを物色していると、なんともない顔で戻ってきた深澤さんの手には一本の傘
することが全てにおいて早すぎるからもう追いつける気がしなくなってきた
「ふはっ何気にこうやって会社から一緒に帰るの初めてじゃない？」
一向に降り止まない雨の中、さっき買った傘をさして私を手招きする
一本の傘に入るとどうしてもぎゅうぎゅうになってしまうが、私が雨に濡れないように傘を傾けてくれてるのは内緒
『…そう、ですね、途中から送って貰ってたので』
「今月は一緒に帰らなきゃね、Aちゃん道迷っちゃうから笑」
『…っ意地悪です…』
顔を下に向けて落ち込んでる風をだすと、ごめんごめんて笑って謝ってくれる
「でも今朝、迷ってたじゃん」
『知らない道を通るので、迷って当然です…』
実は今朝、私が先に出たつもりが、後から深澤さんが追いかけてきて迷っていた私を連れて行ってくれたのだ
知らない道を通るんだから迷って当然だと思う…
『…深澤さん』
「ん？」
『お仕事、大丈夫だったんですか？』
「あぁ笑大丈夫、家でやるから」
あんなにお昼も康二が忙しいと言っていたのだからこの時間帯に帰ってしまっていいのかと思い聞いた
すると、自分が持っている鞄を叩いてこの中に仕事入ってるとでも言いたそうな顔
「本当は家に仕事持ち帰らない派なんだけどさ笑」
『…だったら尚更…帰らなかった方が…』
「でも、Aちゃんがいるなら別、家だって仕事するよ？笑」
自信満々に顔を見てきてこの人の稼動力はどこから湧いてくるのだろうと
ますます意味が分からなくなってくる
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るな(プロフ) - そうでしたか、お2人が幸せになってくれたらいいなと思います。続き楽しみにしております。 (2022年8月15日 0時) (
レス) @page40 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！少しドロドロしたものも混ぜてみたくなったもので…笑 (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 雪姫さん» コメントありがとうございます！更新遅めですが、これからもよろしくお願いします (2022年8月12日 23時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お話楽しみに読ませて貰っています。どのお話にもこういう性格クズな怖い女性っていますよね。邪魔しないであげて欲しい、2人の幸せを見届けたいです笑笑続き楽しみにしております。 (2022年8月11日 19時) (レス) @page33 id: c691eeba4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 面白いです。良かったですよ。私も小さな職場ですけど、できるですが〜ができるですかね。続き待ってます。 (2022年8月9日 2時) (レス) @page23 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年8月4日 19時
