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Fukazawa side
「…え、どうしたの？」
約四年着いてきてくれた彼女にさっき最後の挨拶を済ませてきたばかり
欲を言えば嫌だ
それでも、"しょうがない"この言葉が一番あってるのかもしれない
余韻に浸って離婚届に判を押せないでいると玄関のインターホンがなった
「待ってよ、まじ？」
『…やっぱり嫌です、離れたくない…』
涙ながらに俺に抱きついてきた
さっきまで一緒にいた俺が愛した人
「A？」
『好きです、好きなんです…だから…最後なんて言わないで…』
戸惑っていると、後ろにある手がぎゅっと少し強くなった
「…俺も、大好きだよ、A」
少し間を開けて俺も彼女の腰に手を持っていった
身長的にも小さくて、抱きしめてしまえばすっぽりと腕の中に納まってくれる
それがどうしようもなく可愛くて、胸の中で鼻を啜らせて泣いてるのも
全部全部愛しく思えた
「最後じゃないよ笑…これから、これからもっと一緒に居ればいいんだから笑」
『…社長…』
身体を離せば、目がうるうるしてて
上目遣いになる顔を見て下から掬い上げるようにキスをした
『…っん…』
「このままベッド行こっか」
どうしても離れたくなくて彼女の手を引いた…
＿＿＿＿＿＿＿
you side
重い体を感じながら瞼を開けると好きでたまらなかった彼の顔が
昨日のことを思い出すと自分の行動にも、それからのことにも恥ずかしくなる
顔が真っ赤に染ってまだ眠っている彼の胸に顔を埋めた
すると頭にぽんっと手がのって
「んは、かぁいいね笑」
『…ん…』
「絶対一緒に居てね？」
この状態で喋ることなんて滅多にないから頭をもっと胸に擦り付けてやった
「ふはっなに？笑それおっけーってこと？」
『…はい…』
「あーほんとかぁいいわ」
もう一回ぎゅっと抱きしめられて、どちらともベッドを出た
『社長、ネクタイの色、どっちがよろしいですか？』
「ん〜どっちも俺似合うからなぁ」
『変なこと言ってないで決めてください』
鏡の前でシャツを整えながら自慢げに話す君は全く変わりはなし
「じゃ、これ、捨てていいでしょ？」
『…気が変わったら使うかもです』
「え、待ってよ、これから使うつもり無かったんだけど…」
『ふふっ嘘です笑』
目の前にあった離婚届を破り捨てた
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ひよこ(プロフ) - Web版でやってみたら見れました！ありがとうございます！！これからも作品楽しみにしてます！ (2022年12月11日 17時) (
レス) id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - ひよこさん» 私の作った作品が全部ある作品ページに飛んでいただけるとあるかと思いますが、R18設定にしているので、もし見れない場合はWeb版の占ツクに飛んで設定変えた方がいいかもです！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 番外編はどうやれば見れますか？？ (2022年12月10日 15時) (レス) @page37 id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - れにょんさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお話読んでみてください！ (2022年9月18日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
れにょん(プロフ) - チョコさんのお話初めて拝読してます！難が続くんですね、スカッとしたいです！他の作品も読んでみようと思います。 (2022年9月18日 17時) (レス) @page17 id: 72b503e088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年9月7日 2時
