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それから簡単に足立さんと社長の関係を教えてもらった
社長が言っていた通り幼馴染らしい
渡「ちっちゃい頃からふっかとは仲良くてさ、一回だけ足立とも遊んだことあった」
『…はい』
渡「そしたらよ、ずっとふっかについてまわってよ、俺がちょっと意地悪しただけでパパに泣きつかれたよ」
俺足立のパパにバカほど怒られたから！って今でも根に持っているような言い方
でも、私も嫌だな、ノリでやっただけなのに相手の親に怒られるって
相当甘やかされて育ったのだろう
『そうなんですか笑』
渡「それでも俺たち何も言えなくてさ、足立グループは権力者だから、到底勝てるわけねぇんだよ、うちの会社もふっかの会社も」
諦めた様子の渡辺さんに少しだけ納得した
渡「今でも足立陽葵は深澤辰哉のことが好き、これ一行で表すとこうだな笑」
『90%の確率でそうかと…笑』
どこか冷めた感じの渡辺さんだが、口から出てくる言葉一つ一つが
面白くて、的確で、納得できる
語彙力は沢山あると思っている
渡「ふっかのこと、本当に好きじゃねぇの？」
『はい、契約結婚なので』
渡「いつまでもその言葉に縛られんなよ」
『はい？』
渡「お前にもふっかにも、気持ちはある、隠さずに素直になればいい話だよ」
渡辺さんの言葉は救われる
深く考え過ぎずに軽く受け止めれるというかなんというか
『秘書は、秘書ですから、それ以下でも、それ以上でもありません』
秘書からなにかに上がろうとは思わない
このまま一生秘書という仕事を続けてもいいし、辞めたっていい
ただ、秘書より上を目指そうとは思ったことがなかった
この位置が丁度いいんだってずっと考えてた
『でも…今は…一人が寂しいです』
渡「結局かよ笑」
『今までは、一人でも平気でした』
そう、今まではね
唐突に始まった一人暮らしに、社長の持ち物の準備しなくていいんだ
ジャケットを着させることもないんだ、ネクタイだって色を決めなくていいんだ
頭の片隅に誰かと暮らしてる、そういう肩書きがあったから一人でも平気だったんだ
いざ本当の一人になってみると、当たり前が当たり前じゃなくなった
渡「気持ち、伝えてやれよ」
『…今更、ですよ笑』
渡「遅くはねぇだろ、案外待ってくれてるかもな」
こんな私が社長を好きになっていいの？
妻という立場にいていいのかな？
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ひよこ(プロフ) - Web版でやってみたら見れました！ありがとうございます！！これからも作品楽しみにしてます！ (2022年12月11日 17時) (
レス) id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - ひよこさん» 私の作った作品が全部ある作品ページに飛んでいただけるとあるかと思いますが、R18設定にしているので、もし見れない場合はWeb版の占ツクに飛んで設定変えた方がいいかもです！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 番外編はどうやれば見れますか？？ (2022年12月10日 15時) (レス) @page37 id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - れにょんさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお話読んでみてください！ (2022年9月18日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
れにょん(プロフ) - チョコさんのお話初めて拝読してます！難が続くんですね、スカッとしたいです！他の作品も読んでみようと思います。 (2022年9月18日 17時) (レス) @page17 id: 72b503e088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2022年9月7日 2時
