1 ページ1
・
「結婚して何年だっけ？」
『二年？多分…』
「それで？例の旦那は？」
『知り合いの社長とお食事に…』
「…結婚式してなくてもさ、籍入れた日でしょ？人の結婚記念日に一緒に居たくないんだけど笑」
AA改め、深澤A、結婚して約二年未だに彼と出かけたことも手を繋ぐことすらしたことありません…
そして今日、色々あって彼と結婚、籍をいれた日私は昔からの仲の女友達と食事をしています…
『りんちゃ〜ん』
凛「めんどくさいめんどくさい、早く別れればいいのに」
『今更後戻りなんて…』
凛「あんたが今の旦那と結婚しなくたって秘書は続けられたでしょ？」
『あの時は必死でさ、元々好きな人が出来たら離婚する予定だったの』
凛「で？好きな人は？」
『二年経ってもできません…』
結婚した方を簡単に言うと、私が常に四六時中一緒に居ると言っても過言ではない職業の人で
私が秘書として仕える結構大きめの会社の若き社長
俗に言う契約結婚？
凛「去年もだったし、来年もこの日どうせ一緒に居るから慣れてきた」
『ごめんね』
凛「家帰ったって居ないの？」
『うん、夜中に帰ってくるの、甘ったるい匂いを付けて』
社長という立場上、お金持ちだから当然お高めのお家に住んでいて
一緒に住んではいるんだけど、まともにあの家で会話したことないぐらい彼は私に無関心
昔、夜中に物音で起き、自室から顔だけ出して玄関の方を見た事があった
その次の日気になって玄関に掛けてある彼のジャケットを触ってみると微かな甘い香りが
ほのかに鼻を掠めた
凛「浮気？笑」
『結婚してるから不倫に値するでしょ』
凛「悲しい女だね、あんたは笑」
『そこまであの人に干渉しようとしてないから大丈夫』
凛「…とか言ってちょっと傷ついてるくせに笑」
持っていた箸で次の料理を口に運んだ凛ちゃんを見て、何故か納得した
傷ついてる、傷ついてないと言ったら私は前者になる
契約上であったとしても少しぐらい気にかけてはくれないのだろうか
彼の眼中に私は映っているのか、ううん、多分、絶対映ってない
凛「まぁでも、結婚してくださいって言ってきたのは…
あんたの旦那の方だもんね」
・
＿＿＿＿＿＿
深夜テンションで新作を書いていますが、お気に入り、評価、よろしくお願いします┏○ﾍﾟｺｯ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1499人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひよこ(プロフ) - Web版でやってみたら見れました！ありがとうございます！！これからも作品楽しみにしてます！ (2022年12月11日 17時) (
レス) id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - ひよこさん» 私の作った作品が全部ある作品ページに飛んでいただけるとあるかと思いますが、R18設定にしているので、もし見れない場合はWeb版の占ツクに飛んで設定変えた方がいいかもです！ (2022年12月10日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ(プロフ) - 番外編はどうやれば見れますか？？ (2022年12月10日 15時) (レス) @page37 id: 319ea55b20 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - れにょんさん» コメントありがとうございます！ぜひぜひお話読んでみてください！ (2022年9月18日 19時) (レス) id: 8fca653651 (このIDを非表示/違反報告)
れにょん(プロフ) - チョコさんのお話初めて拝読してます！難が続くんですね、スカッとしたいです！他の作品も読んでみようと思います。 (2022年9月18日 17時) (レス) @page17 id: 72b503e088 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコ | 作成日時：2022年9月7日 2時
