もう1人の男装少女【ツイステ】

Twenty one ページ24

《オリジナル溜め込まれております》



Aside




in実習室





「…………



.



.



っだあああああああ！！！！！！！」


フロイド「うっるさぁ」



何故私がこんな奇声を上げたのか。


理由は1つ。



A「ほんｯｯｯとにわからない……！！」



私がこの世で1番嫌いな科目、


そう。
錬金術の課題に対して。



フロイド「1年の時なにしてたのってレベルで錬金術出来てないよね〜頭よわ♡」

A「殴っていい？」



フロイドが正論過ぎて腹立つ。



フロイド「てかさ、


A出されたのってほぼ1年の応用だよね？


あはっ先生も分かってるじゃん」


A「ほんｯｯｯとお前嫌い」



錬金術の為に数式を解く私。(基礎の基礎)



片や隣で終盤の合成を行うフロイド。



A「この差は何？」←数学出来ない

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



.



A「あ、チャイム」

今日は錬金術の授業が7限だった。

1週間に2回だけある7限は、
終わった人からそのまま解散という事になっている。



ｶﾞﾀｯ


A「……え、帰んの？」




フロイド「は？



オレ、今日部活に新しいの入ってくんの。」



多分1年、の事だと思われる。



フロイド「でー、



新しく入ってくんじゃん、てことは新人ってやつでしょ。



新人いびり、？みたいなのやってみたいな〜と思って♡」



A「………流石過ぎるだろお前。」


フロイド「あ、でも〜

Aがオレに残って欲しいって言うなら別だけど、」


机に突っ伏していた私へ覗き込んでくる。


A「……



………大丈夫、ありがと」


フロイド「ふ〜ん、いつもなら引っ付いてくんのにね」


フロイドが自ら部活に顔を出す事はあまりない。(誰かに連れていかれる)


上手いのにな。


そんな彼が理由はどうであれ自分から部活に行こうとしている。



A(これは、邪魔しない方がいいやつ……ですね)



課題を手伝って欲しい気持ちしかないけど


A(たまには自分でやんないと……)


ちょっとの葛藤の末私はフロイドとさよならをする決意をした。()


A「うし、私残るわ。」


私達以外誰も居なくなった教室。



.

Twenty two→←Twenty

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す