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jn「あ、あの…！Aさん居ますか…？」
「お？」
「やーA。王子様がお迎えに来たぞ」
『え？』
jn「こ、こんにちは…」
お昼休みの時間、部屋の前にジュンさんが立っていた。
練習があったのだろうか。
動きやすそうなウェアで水を片手に持ってそろりとこちらを伺っている。
私が椅子から立ち上がると顔が見えたのか、こちらを見てヘラりと眉を下げて笑った。
周りがおもちゃ見つけた顔して私達を交互に見ている。
おい、だからカメラ仕舞えって言っただろ。
今週中には伝えないとな、と思っていた矢先に来てくれた。連絡先を交換してない事に気がついて慌てたのかな。
結局何するにしても会わないと行けなかったから。
…私の方から彼らのフロアに出向くのはちょっと避けたかったからありがたい。
「あ？何してんだ早く行ってやれよ」
『書類印刷してから』
『ジュンさん、すみませんここまで出向いてもらって』
jn「いえっ！こ、こんにちは…お仕事の休憩時間にすみません」
『はいこんにちは。こちらこそ練習で忙しいのにわざわざすみません』
ほんとに毎日忙しいだろうに。
カムバがすぐ控えてる訳じゃないけど他にも個人でも団体でも仕事はあるし既存曲でも舞台用に毎回アレンジされた振り付けを覚え直していくので練習時間なんていくらあっても足りない。
jn「あ、あの。連絡待ってますなんて言ったのに僕あのまま帰っちゃって…。家まで送らないといけなかったのにとか、カトク交換しなかったりとか…その、色々ごめんなさい」
『あの店は家の近くなんです。時間も遅くなかったし謝る事なんてないですよ。いつもあれくらいの時間に歩いてるので大丈夫です』
jn「そうなんですね、なら良かった…。
あっ。今日は連絡先を聞きたいと思って来たんです。
それがないと何も出来ないですよね」
『連絡先だけでいいんですか？』
jn「えっ？」
『告白の返事、聞かなくていいんですか』
jn「……！」
後ろからの視線が非常にうるさい。
『…場所、変えましょうか。お昼ご飯食べました？』
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シオン(プロフ) - 久しぶりに好みのお話に出会いました！！続き楽しみにしてます！ (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
テイ(プロフ) - かわ、かわいい……と胸を躍らせながら読んでいるのと同時に少し救われるような気持ちでいます、わたしも勝手ながら恋愛が苦手で。続きを楽しみにしています！ (2022年5月23日 2時) (レス) @page23 id: 51ed79440b (このIDを非表示/違反報告)
booklove25(プロフ) - めっちゃ好きです…なんか…すごくキュンキュンします！！ (2022年5月18日 14時) (レス) id: ace652cb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菫 | 作成日時：2022年5月18日 1時
