検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:1,819 hit

肆話 ページ5

目の前の彼は酷く怯えているようだ。

体を小刻みに震わせて、目からは涙がどんどんと溢れてる。

「そんなに怯えないで。私は何もしないから。それより!怪我の方はどお?もうどこも痛くない?」

私がぐいっと距離を縮めようとすると、彼はその分私から離れてしまう。

それを繰り返していると、彼がもう1人の妖狐の体に当たる。

?「ぐへっ」

?「アアアアアニキ!なんかっ、ひと、ひとが」

?「人?…あっ本当だ。どうも、こんにちはー!」

もう1人の方が起き上がって、私に向かって挨拶をする。

元気なのは良いことだ。

?「何ふつうに挨拶してんのさアニキ!」

「こんにちはー!」

私が挨拶し返すともう1人の方が怯えてもう1人の後ろに隠れてしまった。

うむ。

名前知らないとややこしいな。

「ねぇねぇ。あなたたち名前は?何て言うの?私はね、暁月紗凪っていうんだ。よろしく!」

ひなた「紗凪ちゃんっていうだねー。俺は、葵ひなただよ!こっちは、弟のゆうたくん!」

ゆうた「アニキなんで人に名前教えちゃったの!」

ここから兄弟げんかが始まる。

と言っても、ゆうたくんが一方的に意見を言っているだけだけど。

「仲のよろしいことで」

ひなた「でしょでしょ〜」

ゆうた「よろしくない!」

…けんかする程仲が良いっていうよね。

伍話→←参話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 合作
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミル&海梅 x他1人 | 作成日時:2016年2月20日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。