伍拾陸 ページ17
季節は巡り日が短くなった頃、一つの部屋に4人の高校生が集まっていた。
お菓子等が沢山あり少し散らかっており、わいわいと夜中にも関わらずはしゃいでいる。
「五条、夏油、１級昇格おめでとー!!」
「おめでと〜！」
女子2人は三角帽を被りクラッカーを鳴らす。
「ははは、ありがとう。」
「…どーも。」
笑顔で返す夏油とそっぽ向いて頬をかく五条。
そこから始まる深夜のお菓子パーティ。
皆でお菓子の取り合い。
桃鉄して大盛り上がりの夜中10時。
〆は４人そろって仲良く担任の説教。
それらが一段落ついた頃、家入が口を開いた。
「まさか二人同時とはね。
夏油の方が早かったらしいじゃん、2つ推薦貰ったのは。」
「そうだね。
でも、推薦貰ってから悟はすぐだったじゃないか。
あれは歴代最速だと思うね。
「確かに。」
桃鉄に夢中になっている五条が画面に目を向けたまま口を開く。
「俺が貰えなかったのは上からの嫌がらせだったし。」
「そうだったのかい？」
答えない五条の代わりにまたまた桃鉄の画面から目をそらさないAが口を開く。
「うん。
なんか準一級の割には難しい任務こなすのに聞けば1級と全然やってなかったらしいから。」
「どーやって解決したのよ、それ。」
桃鉄したまま答える五条。
「Aが上に掛け合った。」
一瞬空気が凍る。
まあ無理もないだろう。
御三家の五条ならまだしも、彼らは中々上層部とは顔が合わすことがない。
本当にいるのかも疑っているくらいなのだから。
「マジ?」
「うん。
五条も夏油も二人とも優秀だよって言ってきた。
案外あっさり聞いてくれたよ。」
すげぇなオマエと言わんばかりの表情をする家入。
だがすぐ後少し心配そうな顔をする。
「贔屓だって思われなかった？」
少し考えた後Aが言う。
「大丈夫でしょ。
むしろいい術師が居たらまた報告してくれって言われたし。」
その言葉に五条はすぐ反応した。
「薄々思ってたけど、オマエ、アイツらに好かれてんの？」
「明らかに好かれてるね。」
端正な顔をゆがめる五条に苦笑いをする夏油。
「嫌われるよりは動きやすいよ。」
「まあでもAが頼んでくれたお陰で最近は1級術師と組むことが多かったんだね。
しかも少し他の術師よりも昇格早かったからね。」
「それは多分傑の実力。」
「そう言ってもらえると嬉しいよ。」
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るきあ(プロフ) - ごめんなさい、気になった事なのですが泉華ちゃんって誰でしょうか?夢主ちゃんですかね…？ (2022年3月31日 9時) (
レス) @page9 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» いえいえ！すごく助かりました。ありがとうございます。 (2022年1月9日 17時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - ページ2の8行目が直っていないです。このようなコメントに丁寧に対応していただき本当にありがとうございます😢🙏🏻 (2022年1月9日 9時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - こあらさん» コメントありがとうございます。名前変換になっていないところも修正しますので、教えていただけると嬉しいです。 (2022年1月8日 9時) (レス) id: d9d22600a9 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - コメント失礼します。名前が変換されてるところとされていないところがあります。上から目線のような言い方しか出来なくて本当に申し訳ありません。とっても好きな作品なので、名前固定か名前変換のどちらかに寄せた方が良いと思います。これからも更新頑張ってください (2022年1月7日 12時) (レス) @page4 id: df8e2a19f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily | 作成日時：2021年1月19日 16時
