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その後私は男の人の元で暮らしました


男の人は高橋と言うそうです


高橋は呪術師でした


高橋はずっと見えていたナニカが呪いであると教えてくれました


高橋は呪いについて沢山のことを教えてくれました


沢山の人が死んでいること


それを祓うために何人もの人が命を落としたこと









私には自覚はありませんでしたが高橋に連れられて呪霊を祓いに行ったときにわかりました


私の術式は一度視界に入ってから視界から消えたものを破壊させることができるといった物でした









高橋は私に聞きました


呪術師になりたいか、と


私は言いました


私の様な人間が減るのなら、と


それから高橋は私に戦う術を教えてくれました


体術、剣術、槍、薙刀、銃など沢山やりました


私は運動が得意だったのでどれも良くできました


高橋は寡黙な男でしたがよく頭を撫でてくれました



この頃から呪霊の研究を始めました


呪霊を殺す毒を作れるとわかったとき高橋は褒めてくれました









両親の穴を少し埋めてくれたのは高橋でした








中学3年生になったときに高橋は私にとある提案をしました


呪術高専に行かないか、と


私は言いました


そこに行けば強い呪術師になれるなら、と


そして高校が呪術高専に決まりました









中学3年生の冬


クラスメイトが入試を受けているとき


私は呪術高専に居ました


入試があった訳でもありません


説明会があった訳でもありません


それが嘘なら私はそこにはいなかったでしょう









私の目の前には高橋が眠っていました


情けの様に掛けられた白い布の膨らみが物語っていました


私の頭を撫でてくれた手はもう何処にもありませんでした


大人がたくさん説明してくれましたがこれっぽっちも耳に入りませんでした


高橋が死んだという事実には変わりないのですから









数日後、家に夜蛾という男が来ました


身元引受人をしてくれるとの事でした


少し早かったですが高専で暮らし始めました









高専は年上の人ばかりで私をかわいがってくれました


夜蛾さんからは呪力操作を教えてもらいました


先輩からは呪具の扱いを教えてもらいました


高専の他の先生からはお菓子をもらいました


領域展開や反転術式なども教えてくれました


出来たときにはたくさんの人が褒めてくれました


そして4月


私は高橋と同じ準一級になりました

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Lily(プロフ) - 最高さん» ありがとうございます! 考え中なのでしばしお待ち下さい (2021年3月5日 20時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
最高 - これで完結ですか?すごく面白かったので続きがまだあったら読みたいです!!! (2021年2月12日 9時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lily | 作成日時:2021年1月19日 15時

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