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父の机には父だったものがありました


四肢はなくなり、首は皮一枚で繋がっている肉片がありました


父の手足はナニカが食べていました


そのナニカの足元には母の生首がありました


母の胴体は何処にもありませんでした


私はものすごい吐き気を覚えました


お菓子もお茶も全部その場で吐きました









そして両親が死んだとわかりました


ナニカは私の方を見るとニヤリと笑ったんです


ナニカは私に襲いかかりました


私は思わず目を瞑りました









しかしいつになっても痛みが降ってきません


恐る恐る目を開けるとそこにはナニカの肉片がありました









私はずっとナニカが見えていました


でも気持ち悪いと無視をしてきました


それが仇となったのでしょうか









どこからか泣き声が聞こえました


叫び声が聞こえました


嗚呼、誰が叫んでいるのだろうと思いました


そして私は自分の喉の痛みに気付きました


泣き叫んでいたのは私でした









私は両親の前に座っていました


そして数刻後、急に書斎に知らない男の人が入ってきました


周りを見回した後、男は口を開きました


化物は居なかったか、と


私は直に化物があのナニカである事がわかりました


肉片しかないその場所を指しました


男の人は目を見開いて驚きまた口を開きました


オマエが祓ったのか、と聞かれました


私は頷きました


ご両親は、と呟いたので


おとうさん…おかあさん…、と言いながら2つの肉片を指しました


化物にやられたのか、と聞かれました


私は頷きました


俺のところに来い、と言われました


男は私の腕を引っ張り書斎の外に連れ出しました





そして私達はあの家を出ました









それは少し寒い冬の夜でした

.→←運命論者の経験論



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Lily(プロフ) - 最高さん» ありがとうございます! 考え中なのでしばしお待ち下さい (2021年3月5日 20時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
最高 - これで完結ですか?すごく面白かったので続きがまだあったら読みたいです!!! (2021年2月12日 9時) (レス) id: f0ef8aefa1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lily | 作成日時:2021年1月19日 15時

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