無色の子【呪術廻戦】

丗伍 ページ38

名古屋から東京に帰ってきて数日後、Aはとある人物にメールを打っていた。

今どこ？と。

数分後Aに返事が返ってきた。

［〇〇ってところのおうち］

Aはすぐに返事をする。

［今から電話できる？］

Aにすぐに返事が返ってきた。

［うん。］

Aの携帯の画面は電話帳に切り替わる。

Aはポチポチと輪っかのボタンの下を押していく。

とある人物になったところで丸いボタンをおした。


prrrr prrrr









「〔もしもし？〕」

「もしもし、恵？
ねーちゃんだけど。」

「〔どーしたの？〕」

「とーさんいる？」

「〔いないよ。
ねーちゃん、こっちくるの？〕」

「うん、そのつもり。」

「〔ぼくね、いまからこうえんいくの。〕」

「どこ？」

「〔〇〇こうえんだよ〕」

「ねーちゃんと公園で遊ぶ？」

「〔うん！
じゃあさきにいっておすなばであそんでるね。〕」

「わかった。
何かあったら電話してね。」

「〔はーい！〕」


ピッと電話を切る。


寮の部屋から出ると五条がいた。

昼間にも関わらず私服のAに五条は話しかける。

「A、今日オフか？」

「うん。」

「今から時間あるか？」

Aに何か話があるようだ。

「ないよ。
弟に会いに行くから。
今度でいい？」

「…わかった。」


そしてAは高専を出た。

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