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丗参 ページ34

名古屋は何があるのかとかそんな話しをしながら新幹線を待つ。

「泊まる場所何処って言ってた?」

Aは携帯を取り出して地図の写真を出し指さした。

「此処のホテル。」

「喫煙ルームあるかな?」

「あるんじゃない?」

「ならいいや。」



新幹線がホームに入ってきた。

2人は乗り込み、席に座る。


「しょーこ、名古屋なったら起こして。」

「はいよ。」


家入は医学本を読み始めた。





「起きてA。」

「…ん〜?」

眠くてポヤポヤしているA。

「もうすぐ名古屋だよ。」

「わかった…。」

「ぐっすりだったねA。
昨日帰るの遅かったもんね。」

「…うん。」

「今日呪物回収して、明日治療でいい?」

「いいよ。」

「廃工場だよね、現場。」

「…うん。」

「廃工場がなんでそんなん持ってんだろね。」

「…さあ?」

「非術師が見つけて面白そうって持ってっちゃったのかな?」

「…知らない。」

「廃工場って昨日送られてきた地図の場所だよね。」

「…そうだね。」

「15分は歩くね。」

家入はまだ脳が覚醒仕切っていないAを引っ張りながら進む。




2人は現場についた。

「帳一応張っとく?」

「…やろうか?」

「頼んだ。」

「『闇より出でて闇より黒くその汚れを禊ぎ祓え』」


そう言うと廃工場全体にかかるように帳が降りる。

すると低級の呪いがのそのそとたくさん出てきた。

「呪い居るな。」

「いるね。」

「弱いのばっかだしさっさと回収するか。」

「そうだね。」


2人は施設の中に向かって歩いていた。



「此処?」

「そうみたい。」


家入がガラガラと倉庫の扉を開けた。


「うわっ。
埃っぽい。
あったあった。」


写メで確認するAはくしゃみが止まらないようだ。


「写真通りだね。」

「さっさと祓って出るか。」

「うん。」


そうしてAは全ての呪霊をサクッと燃やした。

「流石特級。」

「大したことしてないんだけどなあ。」


黒い空は晴れ、青空が広がる中、二人は談笑しながらどこかへ向かい始める。

「夜蛾先生に渡すんだよね、これ。」

「そうだよ。
連絡するか。」


家入は携帯を取り出して夜蛾に電話した。

「もしもし、家入です。
宿儺の指回収しました。
………了解です。」

電話が切れたのを確認するとAは口を開いた。

「何処?」

「名古屋駅だって。」

「Uターンだねえ。
めんどくさい。」

「終わったら小倉トースト食べに行く?」

「いく!!」

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Lily(プロフ) - ありがとうございます! オリキャラは自分の性癖ぶち込んでマシマシで書いてます!! (2021年1月14日 19時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
- コメ失礼します。とっても面白いです!もう設定が好みすぎて、、、これからも更新頑張ってください、応援してます。 (2021年1月14日 19時) (レス) id: 294cb89c1c (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 彩音さん» ありがとうございます! (2021年1月14日 19時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)
彩音 - めっちゃいいです!!! (2021年1月14日 19時) (レス) id: b864e622be (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - 雪マカロンさん» ありがとうございます! (2021年1月14日 18時) (レス) id: fd1be6be46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lily | 作成日時:2021年1月13日 16時

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