【募集企画】仮想世界戦争【#コンパス】3 (ページ11)

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100.ニートと少女-2 ページ11

ウリがちょうど自己紹介を始めた頃その時水を飲み終えた女の子がペットボトルを握りしめて呆然としていた

「落ち着いたか？」

「あ、はい……ありがとうございます」

「改めて、俺は五木奏介なルチアーノのアバター主で隣にいた金髪は猫屋敷瓜俺と同じトッププレイヤーであの時のラウンジにはいなかった奴だ
で、お前は？」

すると女の子はさっきよりも強めに握りしめて

「えっと……私は篠上恵です
………メグメグの………アバター主です」

あ～あの時のか
明るく自己紹介していた女の子だ
ゲームとはイメージが違い大人しい感じだな
あの時は静かになってしまったし(反応が困っただけだが)あの子も相当恥ずかしかっただろう
まぁ、あんなにゲームで目立ったことだから気にしているようだった

「もしかして、ゲームの時のことを気にしているのか？」

「あ、はいなので自己紹介とか恥ずかしくて……」

あ、わからないでもない
いつものルチアーノじゃなく中身が来てるからな
イメージと違うせいで嫌な顔をされてもおかしくは無いさっきは変人扱いされたからな

「まぁ、でも俺ら似てる気がするな」

「はい？」

「俺もさ、ルチアーノっていう理想をゲームで貼り付けているわけでも、今は生身の人間イメージと違うし変人扱いもされたわけだ
俺もさっきから自己紹介恥ずかしいわけだ」

「ですね……」

メグちゃんはそれを聞いて頷く
俺はそのまま彼女に話を続けた

「やけくそで自己紹介してみようと思うけど
最悪嫌われたらどうしようかって今俺も考えてた……あ、俺らでボッチグループ作るというのもアリだな！俺はおっさんだけど16のウリもいるからメグちゃんも仲良く出来るしな！
どうだ？メグちゃん！」

するとメグちゃんはポカンとした顔をするが少ししてから嬉しそうに笑ってくれた