【闇AU】われらが闇えーゆーず！

怪我と涙とその他諸々 ページ40

『うううぅぅ…』


「…ねぇ、Aったらどうしたの？」


「いや、知らねぇな」







ある日のこと、Aが頭を抱えてソファに顔を押し付けて低い声で唸っていた。
それを見たkillerとmurderは首を傾げる。
Aは相も変わらず唸り声を上げているだけで他にはなんの声も出そうとしない。







『あ”ぁぁ”あ”…』

「っ！？」



おい！A！とその場に現れたnightmareが叫んだ。
これは只事ではない、と気づいたkillerとmurderがその場から立ち上がる。






「おいkiller！お前はError呼んでこい！んでもってmurder！てめぇは今すぐポータルを閉じさせろ！
絶対に光AU共をこっちの世界に連れ込むなよ！！」



焦ったnightmareの声に2人は息を飲み、こくっと頷き踵を返した
未だに頭を抱え唸るA、よく見ると身体中に汗が浮かび上がり、それと共にCRASHまで増えだしている。









恐らく、InKのせいだ。とnightmareは舌打ちをこぼした。
Aは先日InKとDreamの所を訪れている。
Dreamの野郎にこんなことできるわけがない、ということは…！



InKだ、InKになにかされたな。






「おい聞け！A！」



『あ”ぁ”…!＊＊＊＊!!行かないでくれ!＊＊＊＊!!
おいらを置いてどこに行くんだ!!?


戻って来い！！！』



Aは空気を見つめてそう叫ぶ。
そこには弟の影など存在もしていないというのに。






「落ち着けA、お前の弟は＊＊＊。

もう帰ってこないんだ」


『ちがう、…違う違う違う！！！おいらを騙してるんだろう!?L＊＊＊は生きている！


おいらの弟は…っ！LOSTは！！！まだ！！


死んでなんかない！！』



こりゃあ厄介なことをしやがって、とnightmareはまたもや舌打ちをして見せた。

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