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『・・言葉になんてしたくなかったよ。

限られた形の中で、そのつどちがう色をした感情に
同じ言葉をひっかけるなんて無意味な気がしてた』


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「それでもいのちゃんは歌詞を書いてたの?」

『うん、むしろそう思ってるあいだのほうがね』


散っていく桜の花びらと、熱燗から漂う匂いが
俺たちの色鮮やかな年月を数えてくれるようだった


春の匂い
を、吸い込む。

それが心地よくて、目を瞑る瞬間にみた
くすくす笑ういのちゃんの顔には
昔みえなかった多くの色が浮かんでいるように見えて

それがすごくまっすぐに、幸せに繋がった



俺があのバンドの1人として存在していた
夢みたいな何年間かの日々のように。


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-------------------------『シンセサイザー』-----------

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シンセサイザー 1 から続いています

いのおくんとありおかくんの恋愛ものです

高校生のお二人と、時にやぶさんひかるくんとの4人での物語になっています

更新はスローになったりたくさんになったり、いろいろだと思いますが、是非に!

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こんにちは、momoです!
シンセサイザー 、完結することができました。
とてもとてもゆっくりになってしまいすみません

ご愛読ありがとうございました!

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作者名:momo#amou | 作成日時:2019年6月13日 21時

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