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虎を見つけただけなのに ページ5

中島「何読んでるんですか?」


太宰「善い本」


中島「Aちゃんは?」


『手帳に何か書いてないかなって思って』



私の異能…動物の耳とかが出る…か。
戦闘向きの異能か…。



太宰「何か書いてあったかい?」


『どうやら私の異能についてみたいです』


太宰「異能力者なのかい?」


『多分…記憶が無いのであれですけど…』


太宰「そうだったね」


『敦くんどうしたの…?』


中島「本当に出るのかな…」


太宰「出る」


中島「凄い自信ですね…駄目な奴って言われてていっそ虎に食われて死んだ方が…」


『死んでも報われ無いよ…永遠にね。』


中島「え…?」


『死んだって何も変わらないの。
周りも自分も。ならいっそ…なんて言わないで
二度ある死を…1度しかない命を無駄にしないで』


中島「Aちゃん…」



さて…徐々かな
耳を澄ますとガシャンと音が鳴る



中島「今奥で物音が…!」


太宰「そうだね」


中島「きっと奴ですよ!!」


『きっと風が何かじゃない?』


中島「人喰い虎だ!!僕を喰いに来たんだ!」



そこで太宰さんは本を閉じる
そして私も木箱から降りる



太宰「抑変なのだよ」


『経営が傾いたから…そんな理由で一人
追い出したって何も変わりはしないのよ』


太宰「君がこの街に来たのが2週間前」


『そして虎が現れたのも2週間前だよね』


太宰「現見に擬獣を下ろす月下の能力者」



さて…私はどうしたものかな…。



太宰「Aちゃんこっちにおいで」


『はい…!』



幾ら異能力を知ったって今は何も浮かばない
ならば太宰さんに任すのが筋…。
私は太宰さんの元へと走る


虎は其の私を狙っていた



『嘘……未だ死ねる訳無いじゃない…!』



トントンと踵を返したり木箱を蹴っ飛ばしたりして
何とか太宰さんの元に着いた



太宰「君は一体…」


『唯運動神経が良いだけですよ…きゃぁ!!』


太宰「っと…こりゃあ凄い」


『だっ…太宰さん…!』



太宰さんに抱えられた私。
ある意味ピンチなのでは…??
否嬉しいけどね!!??



『太宰さん…後ろ壁ですよ…!』


太宰「獣に食い殺 されるのも悪くないが君では私を殺 せない」


異能力_人間失格_



そう呟いた太宰さんは虎に触れる
すると虎は光を放ち敦くんへと姿を戻した



太宰「男と抱き合う趣味は無いっ」


『わぁ…っと…危ないです』



敦くん平気かな…。

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作品ジャンル:アニメ
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アオイ - とても面白かったです!私も書きたくなりました(^^) (2020年5月21日 16時) (レス) id: 64807526c9 (このIDを非表示/違反報告)
アニメだいすき - とても面白いです! 更新、待ってます! (2019年11月7日 22時) (レス) id: 1f85cc6e30 (このIDを非表示/違反報告)
Raise”レイズ”(プロフ) - 怪盗MOONさん» さり気なく言う感じが中也さんらしいですよね! (2019年10月30日 20時) (レス) id: 12189493d1 (このIDを非表示/違反報告)
Raise”レイズ”(プロフ) - こーちゃんさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年10月30日 20時) (レス) id: 12189493d1 (このIDを非表示/違反報告)
怪盗MOON - えーと、あ、恋愛かぁ!さすがは中原さん!(by,“捕まっただけなのに”) (2019年10月22日 22時) (レス) id: 14d8ac7f3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイズ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月10日 18時

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