【文スト】殺人鬼は転生してチートを手に入れました (ページ21)

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Twenty－私の選択－ページ21

私は闇の人間だ。

『………。』

でももし、光に導かれていたら…？

『………。』

光に…生きていたら…？？
そんなの分からない…知らない。

『私の…選択…、』

光に生きれたらどんな風だったのだろうか
愛されて…笑顔でいられたのかな
問いの無い自問自答を繰り返す

中原「如何した」

『……私がもし光の世界で生きていたなら
如何やって生きていたかなって思っただけ。
まあ…想像もつかないけどね』

私は闇だ。……そう闇なのだから。
光など知らなくていい…知る必要なんて…無い。

中原「…光の世界で生きたいと思うか」

『思わない…思えないよ、そんなの。』

中原「何故だ」

『私の手は紅に染まって…拭えない。
マトモに生きていい筈が無いもの』

前世だってそう。
この世界では光で生きて欲しい…
そうアベルは思ったのかも知れない…
でも…私にはこんな行き方しか出来ないの…。

だから私は…あの子に…泉ちゃんに全てを託す
私の出来なかったことして、見れなかった物を見て
したかった事をする…そう生きて欲しい。

……まるで光の世界で生きたいと思ってるみたい
私は違う…闇で生きるんだ。

中原「……今なら逃げれるぞ」

『馬鹿言わないで。』

私は闇で生きる…前世と同じ様に…。