・男の正体 ページ14
降谷side
そう口を動かしていた。
次の瞬間、彼はぐっと前に出た。その行動で小刀が首に刺さる。
高橋は彼の行動に驚愕し、慌てた。
小刀がキラリと光り、高橋の手から小刀が離れるのが見えた。
それが狙いか、
そう思ったと同時に、俺は行動に移した。
俺は高橋に素早く近づき、高橋のみぞに右ストレートを釜した。
高「ぐはっ」
急な衝撃に耐え切れなかったのか、直ぐに気絶した。
太「げほっげほ…げほ__」
彼の人間らしい咳に少し俺は安心感を覚えた。彼は人間離れしている所が目立っていたからだ。
安「首から出血しています!早く病院にい__」
太「げほっ…このくらいどうって事ないさ」
強いて云うなら、また死ねなかったことが残念だ、とまた検討違いなことを云う。
彼は首の傷を擦りながら笑った。
此奴にとってこの茶番が他の者を安心させる、紛らわす口実なのだろう。
安「でもこれは使って下さい」
と持っていた包帯を彼に渡した。
そして俺は伸びている高橋を見ながら、彼に問う。
安「貴方は彼が何者なのか、知っていたのですか?」
彼はと云うと、腕の包帯をとき、出血している首に巻いていた。
太「嗚呼、彼はね。臓器密売人の臓器ブロッカーに雇われた人さ。でも彼の場合は珍しいパターンの人間だ」
安「…臓器。矢張り、あのスーツケースの中身は__」
太「臓器が無い人間の死体だね」
あのスーツケースの中身はあまり見てはいないが、少し見た位でも出血が少なかった。非合法の医者か、雇われたものの中に解剖に特化した者がいたかだ。
どちらにしてもそいつ等を捕まえる事は出来ないだろう。高橋以外は。
太「高橋君はスーツケースの中身を知らされていなかったのだろうね。じゃなきゃ、土壇場であの演技は無理だ」
彼が云っているのは高橋と始めて会った時の事だろう。
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のりばやし(プロフ) - 鬼瓦権造という名の名無しさんさん» コメントありがとうございます!一度私なりに修正してみようと思います!つたない言葉遣いで申し訳ありません!アドバイスありがとうございます!!頑張ります!! (2020年4月22日 10時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
のりばやし(プロフ) - 鬼瓦権造という名の名無しさんさん» コメントありがとうございます!一度私なりに修正を加えてみる事にしました。つたない言葉遣いで申し訳ありません!アドバイスありがとうございます!!頑張ります! (2020年4月22日 10時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
鬼瓦権造という名の名無しさん - コメント失礼します。この作品、私好みでとても面白いです。しかし所々に誤字があり、言葉遣いも少し不適切な部分が見られます。句読点の位置も少し不自然です。一度読み直して確認・修正してはいかがでしょうか。長々と申し訳ありませんでした。応援しています。 (2020年2月9日 2時) (レス) id: 89f5f989ea (このIDを非表示/違反報告)
のりばやし(プロフ) - ノルンさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新お疲れ様です!待ってました!!!! (2020年1月5日 14時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりばやし | 作成日時:2018年5月25日 22時