・歯車の捻じ ページ12
降谷side
高「……そ、その時は気が動転してて、人だったかもしれないし、動物だったかもし__」
安「僕達から見てアレを人だとは到底、人だとは思えない。何かを隠しているのなら話して頂きたい」
高橋の額からはどっと汗が出ていた。キョドつかせながら下を向いてしまった。
もう少し距離を詰めてから話し始めてば良かったか
と少し後悔した降谷。時間が掛かりそうだ、と思った。
高橋は少しよろめきながらも立ち上がった。
安「あの、高橋さん？」
俺がそう云うと同時に高橋は極限まで眼を見開き、ズボンの裾から携帯用の小刀を取り出した。
安「高橋さん！何を！？」
高「……」
血迷ったか、
高橋は俺よりも彼に近い位置にいる。そして小刀の先端を彼の首元を捉えていた。
しまった、
彼の見た目からして、対抗できるような男なのだろうか？そんな細い身体で。
俺はまだ彼を知らなすぎる。
高「お、お前等。動くんじゃねぇぞっ！！」
二人に云っていたが、主に俺に云っている様だ。
かさっ、と草が擦れる音が彼の方から聞こえた。
そうだ。動くなと云われたのにも関わらず、彼は高橋の方に向かって身軽に歩いていた。普通の道端を、
高橋、彼の距離はどんどん縮まっていた。
俺の予想では高橋はここで人は殺さないだろう。昼であるし、ここは人目に付く。今ここで誰にも見られていないのが不思議な位だ。
俺の予想通り、高橋は彼を人質に捉えた。
高橋は彼の首の背後から小刀を当て、血眼になって俺を見ている。
矢張り、こう云う行動を取るのは、初めてなのだろう、
この距離からだと高橋に近づき彼を助けるのは、少し難しい。しかも、高橋は油断をしていない。
ちらりと彼の顔色を見た。
おかしいのは知っている。
こんな奴、他にいないと。
何かが欠けている。
歯車は回っているのに、捻じが何本か、外れている様な。
そう思ったのは、紛れもない彼にだ。
彼は人質だと云うのに、笑みを浮かべていた。
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のりばやし(プロフ) - 鬼瓦権造という名の名無しさんさん» コメントありがとうございます！一度私なりに修正してみようと思います！つたない言葉遣いで申し訳ありません！アドバイスありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年4月22日 10時) (
レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
のりばやし(プロフ) - 鬼瓦権造という名の名無しさんさん» コメントありがとうございます！一度私なりに修正を加えてみる事にしました。つたない言葉遣いで申し訳ありません！アドバイスありがとうございます！！頑張ります！ (2020年4月22日 10時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
鬼瓦権造という名の名無しさん - コメント失礼します。この作品、私好みでとても面白いです。しかし所々に誤字があり、言葉遣いも少し不適切な部分が見られます。句読点の位置も少し不自然です。一度読み直して確認・修正してはいかがでしょうか。長々と申し訳ありませんでした。応援しています。 (2020年2月9日 2時) (レス) id: 89f5f989ea (このIDを非表示/違反報告)
のりばやし(プロフ) - ノルンさん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年1月6日 9時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新お疲れ様です！待ってました！！！！ (2020年1月5日 14時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のりばやし | 作成日時：2018年5月25日 22時
