書類 ページ38
me side
朝。
起きて身だしなみを整える。
『…久しぶりやな、自分でいるの。』
鏡の前でそう呟く。
謎に新鮮な感じだ。
朝食の時間が近づいているのを確認し、食堂へと向かった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
食堂に入る。
『おはようございます。』
「「おはよう」」
数人と挨拶を交わし、適当な席につく。
何をするでもなく、ただぼーっと頬杖をついていた。
しばらくして、左隣にはシャオロンさん、右隣にはゾムさんが座ってきた。
なんだかもう定位置になってる気がする。
sya「おはよーAさん。」
『ああ、おはようございます。呼び捨てで良いですよ。』
sya「ほんま？じゃあそうするわ。
俺も気軽にタメ口でええから。仲良くしようぜ。」
『いいね。』
気さくな笑顔に、少しの安心感を抱く。
sya「今度一緒に手合わせしようぜ。」
『私、そんなに強くないから、手加減はしてよね。』
そこまで話したところで、全員揃ったようで、朝食を食べ始めた。
朝食が終わり、各幹部がそれぞれに食堂をあとにしていく。
私はそれを、ただ見ていた。
tn「せや、Aさん。」
『はい。…というか、なんで書記長が敬語？』
tn「なんとなく…？」
os「トントンは童帝やから女の子とどうやって接していいのかわからんのよ〜」
『へぇー。』
tn「おいこらオスマン！なんてこと教えてんねん！！
君も君で、へぇー。じゃないやろ…！」
…否定はせんのや。
os「あ、そうそう。もう、ここの幹部全員、タメ口でええからね。」
『…そう？』
tn「お、おう。」
『あ、それで要件は？』
tn「あぁ、これ、書類。」
『……これだけ？』
書記長に渡されたのは、50枚前後の紙束。
tn「せやで。」
『…わかりました。』
書類を受け取り、自室に向かった。
そりゃ、まだ入って間もないし、できることも限られているだろう。
何はともあれ、どんなことだろうと私が彼らの力になることに変わりはないし。
自室につき、ペンを片手に書類を確認する。
どれも、そこまで重要なものでもなく。
難しいものでもないので、さらさらと終わらせていく。
たった50枚前後の書類は三時間ちょっとで終わってしまった。
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前の話の補足なんですが、
契約破棄によって、Aの給料は幹部と同じになってます。
そしてゾムさんの書類も通常に戻ってます。
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炉兎 - くっそ、目次のドヤ顔が、まだ読んでもないのにムカつく…（訳：今から読ませていただきます！めっちゃ楽しみです。） (2021年1月16日 13時) (
レス) id: 238e6ce346 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - めっちゃ…えぇ？hit数すご…ありがとうございます！ (2019年12月24日 10時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - だめ女さん» うおぉぉぉ、ありがとうございます！嬉しいので1話更新しまs(((ﾁｮﾛｽｷﾞｨ (2019年11月26日 14時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
だめ女(プロフ) - イデア(作者)さん» いえいえ！ これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2019年11月26日 9時) (レス) id: f83ae998d1 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - だめ女さん» これでまた僕の小説のクオリティが上がりました笑 ありがとうございます！ (2019年11月25日 20時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年9月2日 20時
