【165】＿＿西門＆神林SIDE ページ6
お盆を手に厨房の方へ戻ってきた西門を横目で確認する神林。
神林「熱下がってたか」
西門「あぁ。暫く休めば熱も下がるよ。それより、どうだった？」
神林「……路地の方でヤクザもんが暴れてる。逃げられたとか、クソアマとか言っていたから、十中八九アイツだろう」
タバコに火をつけ、煙を吐きながら神林はそう言う。
神林「四季には学校からすぐうちに戻るように言ってる。リュウはクロの世話してから、どっか行っちまったからよくわからねぇが……アイツの事だ、躱して帰って来るだろ」
西門「そうか…。どうしたものかな、熱が下がり次第、すぐに出て行こうとしてるし」
神林「だろうな。だが、熱下がってもあの傷が塞がってないんじゃ結果は同じだ。実生からは次傷口が開いたら、どうなるか分からねぇと聞かされてる」
灰を灰皿に落とし、再び煙草を吸う。
西門「四季も気にかけているからなるべく、彼女には危険な目に会ってほしくないんだが」
神林「…そういやぁ、四季があんだけ気にしてるのって…お前以外で初めてだな。何か理由あんのか？」
神林に聞かれ、そう言えば…と呟く西門。
西門「一度助けられたからだろうか。いや、それにしては…今日も学校へ行くまで渋っていたな」
神林「……まさか、四季、あいつのほの字とか？」
西門「ハハハ、まさか」
神林「だよな…ハハッ」
2人で笑っていたが、段々笑いが止まり、シンとなる。
神林「……だよな」
西門「……だと、思うよ」
神林「だとしたらアイツ……年上好き、なのか」
西門「そもそも彼女がいくつかの問題でもあるけど…。見た所、うちの生徒達と同じ位だったけど……」
神林「アイツ、萬屋だったっけ？1人でやってんのか？」
西門「私が聞いた限りでは、一人らしい。色々と事情もありそうだが…おっと、私もそろそろ大学へ向かうよ。あの子の事、頼んだよ」
神林「へーへー」
曖昧に返事を出す神林の肩をトンッと叩き、椅子においていた鞄を手荷物。
神林「まぁ、逃げ出さないように見張ってはいるよ」
西門「ついでに会計処理も頼んだよ」
神林「げっ…」
宜しくね、と書類を渡し、西門は出て行った。
書類を手に、項垂れる神林。
神林「…計算が苦手だって事くらい、知ってんだろ」
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
