【127】 ページ48
『お前等が出した勝負をやるのは嫌だ。内容くらいはこっちが決めさせろ』
ボス「いいぜ。丁度酒のみてぇと思っていたからな。全額支払うっていうのは同意してやる」
その言葉に私は後ろにいる四季と棗リュウを見る。
『悪いけどそう言う事だ。あの棚にある酒瓶、机に置いて貰っていいかな』
四季「え、で、でも」
『大丈夫だから…。
酒はあけられたものをこの子等に注いでもらう。で、飲めなくなった奴がアウト…でいいか』
ボス「あぁ」
私の知り合いだと言うが、子供だからイカサマには下端できないと踏んでいるな。
まぁ、取り巻きが囲んだ状態でイカサマできないとでも思っているんだろう。
リュウ「はいはいー！バーテンダーリュウ君、がんばっちゃいまーす！」
四季「え、ちょ…リュ、リュウ君」
酒瓶の方に走るリュウに慌てる四季。
そんな四季を引き寄せ耳打ちする。
『厨房で隠れた隙に、2人に連絡して』
四季「え…？」
『気づかれないように、静かにね』
四季「わ、分かりました……。で、でもAさん、あんな人にお酒で勝負なんて…」
『大丈夫だって。私を信じて』
巻き込んでごめんな、と四季の頭を撫で、適当な椅子に座る。
そうしている間に、棗リュウが音を立てて酒瓶とグラス2つを机に置いた。
度数を確認したが……おい、初っ端から30％の酒を注いでんだけど…。
リュウ「バーテンダーリュウクンがスペシャルカクテルつくりましょうかー！ヘイ、旦那！」
『いや、今は良い』
ボス「カクテルなぁ。後々頼むかもなー」
もう勝った気でいる男に対していら立ちがあるが、それ以上に全く怖がっていない棗リュウにも違和感を覚える。コイツ、この間の事もあるが、恐怖ってものがないのか。
面倒な事に巻き込んだなと、溜息を吐いたときに、棗リュウの手によって酒瓶の１つのコルクが開けられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
