【184】 ページ25
四季「リック君、少しだけ汚れてますか？」
『あぁ、そうだな…』
比較的に綺麗な道を歩いたんだろうが、やや毛が泥で汚れていた。
机の上にあったティッシュを一枚だけ貰い、その汚れをぱっぱと取る。
速く砂浴びをさせてやりたいが、事務所に戻るまでは我慢か。
四季「あ、砂浴びしますか？」
『いやなんで？』
確かにさせたいとは思っていたけども、タイムリーに四季が聞いてきたので思わず聞き返してしまった。
四季「えっと、お医者さんがAさんの事務所からリック君に関する道具を持ってきてくれて」
『実里が…』
四季「昨日、眠っている間にリック君にも餌をあげようとしたんですけど…その間にはもういなくなってて」
『なるほど……ごめん、じゃあ持ってきてもらえる？』
四季「は、はい」
すぐ取ってきます、と部屋から駆け出した。
その間リックは体をティッシュにすりすりと擦り付けている。やっぱり汚れているのは嫌なんだろうな。
『ごめんな、リック。私がこんなんなばっかりに』
申し訳なく謝ると、それを理解しているのか、今度は私の指に手を擦り付けた。
優しい子だよ、本当に。
感謝の意を込め、やや汚れる毛並みを自分自身の指で払う。
数秒しない内に、砂が入った大き目の瓶を持ってきてくれた四季。
それを机に置くと、リックがピョンと飛びあがり、瓶の中に。
透明な瓶だから、砂の中で転がっている様子が見える………クソッ、可愛い。
四季「か、可愛いですね」
『あぁ、リックは世界一可愛い。他のチンチラなんか目じゃない、うちの子一番だから』
四季「は、はぁ…(凄い早口)」
気持ちよさそうに砂風呂を楽しむリックを横目に、持ってきてくれた四季にありがとうとお礼を言う。
四季「い、いえ…僕は別に…。あ、あの、リック君、写真を撮っても大丈夫ですか？」
『うん。今夢中だから凄い動いてるけど』
四季「…わっ、すごくブレる」
ワタワタと瓶の中で動き回るリックの写真を撮る四季。画面を見たが、殆どがブレていた。
その様子にフッと笑みがこぼれる。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
