【179】 ページ20
ASIDE
コツコツ、カリカリという何かを書き留める音が聞こえ、そっと目を開ける。
いつの間にかベッドに寝かされていて、すぐ近くで四季が机を前に何かを書いていた。
『…っぅ』
四季「！Aさん、大丈夫ですか？」
『あ、あぁ……な、んとか？』
やや疑問形になりながら、腹を抑え上体を起こす。
いや、なんで私ベッドにいるんだ？さっきまで神林と一緒にホールで昼食とっていた。
それでそのあと、棗リュウが帰って来て、変な事いいながら私に………あっ。
『あの強烈なタックル貰ってからの記憶がないんだが…』
四季「そ、その…マスターが言うには気を失っちゃったらしくて」
『あぁ、納得…っぅ。傷口開いてないのが救いだな』
四季「そ、そのリュウ君のこと、ごめんなさい」
『いいよ、避けられなかった私もだし』
普段なら避けれる……いや、あの子の奇行読めないから、たぶん普段でも避けられない。
あれは諦めるしかないのだろうな。
しかし、本当にまぁ…。
『よく同じ屋根の下で暮らせるな、お前等』
四季「ア、アハハ。へ、変な子だけど、いい子なんですよ」
『そう、なの………まぁ、嫌われているというわけじゃない何だろうけど』
なんだか苦手だ。奇想天外な動きで、ハチャメチャで、テンションいつも高い。
………少し、知り合いに似ている気がする。その人の方が正確は落ち着いてはいるけど。
しみじみと考えながら、ふと四季の手元に目を移した。
机の上にはノートと教科書が広げられている。勉強、いや宿題か？真面目だな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» せ、宣伝下さりありがとうございます！お友達BAE推しなんですね！もしこちらに赴く機会があればぜひとも仲良くしたいです！（笑） (2021年9月13日 19時) (
レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - アレン推しなんですね！私の友達にもBAE推しの子がいて仲良くなれそうですねwwwもちろんその子にもこの小説おすすめしましたよ！ (2021年9月13日 16時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 椿さん、出したかったんです！情報全然ないからキャラクターつかめてるか分からないですけど…。コズメズ好きなんですね！私はアレン推しです！ (2021年9月10日 23時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 椿さんがでてくるとは....。椿さん結構好きなので嬉しいです！でも推しは那由汰＆珂波汰ですw (2021年9月10日 21時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» らむね様！本当に何度もコメント下さりありがとうございます。夢主さんのイメージを気に入ってくださり、光栄です！今後とも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年8月17日 23時
