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実里「別にもうさらけ出しちゃえばいいのに。折角綺麗な顔何だから」
『いいだよ。それで』
実里「勿体ないわねぇ…まぁいいわ。それよりも、暫く安静にしてなさいよ。そうだ、ここにおいてもらいなさいよ。ある程度元気になるまで」
『なんでだよ』
まだ奴らが捜している可能性が高いのに、こんなところいられるか。
その意味を込めて睨みつけたが無視され、「駄目かしら?」と西門さんに尋ねている。
おい、その人に尋ねたら100%………
西門「うちは構いませんよ」
神林「おい、西門!」
『そこは断れよ!』
良い人過ぎるだろ、この人。つうか、断ってくれマジで。
私と神林匋平の意見は無視で「じゃ決まりね♡」と勝手に決められた。
実里「それじゃあ、包帯一回変えるし、部屋を出て貰っていいかしら?」
西門「あぁ、それは勿論」
神林「おい、西門。俺はまだ納得してないぞ。コイツを置いておいたら、これから…」
西門「はいはい、その話は下でしよう」
リュウ「リュウ君もお手伝いする〜!傷口にズバズバッと、リュウクン注射〜」
『逆に悪化するわ』
実里「ふふっ、気持ちだけでいいわよ。ボーヤ」
四季「リュ、リュウ君!ほら、邪魔しちゃ、悪いから!」
私にジリジリと近づいていた棗リュウを引きずりながら、四季も2人の後を追うように部屋から出ていった。
扉を閉めた実里は「さてと」と、私に向き直った。
実生「今度はどーしてそんなボロボロなの?」
『ミスッた』
実生「殺傷事件をイベントみたく言わないの。止血が遅かったら…正直まずかったわよ」
実里の言葉に頭をガシガシと掻く。
この業界に入った時からの付き合いだし、何度もコイツの治療を受けたことがある。こう言うってことは四季が連れてきてくれなかったら本当に不味かったんだな。
まぁ、自分でも不味いと思ったけど…。
実里「ほら、包帯帰るんだから服を脱ぐ。アンタの裸なんて見飽きてるから何も興奮しないわ。私が興奮するのはぁ〜」
『はいはい』
その話何百回も聞いた、と流してぱっぱと服を脱ぐ。
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テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» 展開怒涛過ぎますよね。CD内以外のストーリーはほぼ妄想なので、楽しんでいただければ幸いです!kろえからも頑張ります (2021年8月16日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - どんどんすごい展開になってきてますね!応援してます! (2021年8月15日 22時) (レス) id: be5ec27fa6 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - らむねさん» ありがとうございます!ほとんどがオリジナル展開ですが、今後とも頑張って続けていくので応援よろしくお願いします! (2021年8月9日 22時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 一気読みさせてもらいました!めちゃくちゃ面白かったです!更新頑張ってください!!! (2021年8月8日 6時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
テルミヤコウジ(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます!パラライを知っている方、好きな方が中々いらっしゃらないので、そのようなコメントは嬉しいです!夜叉様との絡みもしたいです!今後ドラマCDの展開が読めないので、追々と考えておりますが、ご期待下さい! (2021年7月27日 0時) (レス) id: 3b90083b4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年7月25日 19時