【36】__BAE SIDE ページ38
その薄ら笑いに嫌悪を隠しきれていないアンは、ジロリとジェイの方を睨みつけた。
アン「何その笑い方、キモイんだけど…。なんか用?ジェームズくん?」
アレン「ジェーシャとかじゃねぇの?」
夏準「2人とも、こんな凡人の名前、覚える価値はありませんよ」
ジェイ「ジェイだよ!!人気チームのBAE様は人様の名前を覚えるのも苦手なのか?」
中々当たらなかった名前を自分から言い、机にドンッと手を置く。
変わらず、嘲うようにニヤニヤしているジェイに対して、3人は冷めた視線を送る。
アン「いやぁ、どうでもいいから」
アレン「つーか、何の用だよ、マジで」
夏準「何もないなら消えてくれませんか?不愉快です。
曇りのない笑みを浮かべ、しっしと手を振る夏準。
3人の態度にニヤニヤとした笑みが崩れ、額に青筋が張り始める。それでもなお、強がるように「はっ!」と鼻を鳴らす。
ジェイ「Paradox Liveに出てるからって調子にのんなよ。どーせ、大した成果もなく負けるに決まってんだろ」
夏準「おや?招待すらもされていない負け犬君がいうことですかね?」
アン「夏準〜大人げないよ。大して人気がないからってさ」
アレン「てか、コイツHIP HOPやってたのか?聞いたことねぇ」
悪意しか込めていない夏準とアンに対し、全く悪気のないアレンの一言。
その一言で顔には憤激の色が漲りはじめた。
周囲の生徒が4人の会話に気付き初め、ただでさえ人混みが激しい食堂がザワザワと騒動に包まれた。
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さあ - イベントのご参加ありがとうございます!!私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい!応援しています! (2021年6月24日 17時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テルミヤコウジ | 作成日時:2021年6月23日 0時