今日:2 hit、昨日:24 hit、合計:147,504 hit
小｜中｜大
【15】 ページ17
ASIDE
『ふーっ、ようやく離れられた』
人込みから離れて、バイクの元に戻り一安心する。やっぱり人混みは嫌いだ。
懐からいつものタバコを取り出す。
ほろ苦く深い香りが入り、ようやく落ち着け。
そんな気分を味わっている最中に邪魔をするようにスマホから音が鳴る。
無視したい気持ちだったが相手が無視できない奴なので、渋々と電話に出た。
『はい、月夢です。調整は出来ましたから………あー、はい＿＿＿はい、わかりました。そのままで、はい』
短く終えた通話を即座に切り、もう着信が来ないように電源を切る。
フゥーとタバコを長くくわえると、息を吐き出す。
モクモクと漂う白色の煙と、その煙に混じるような人混みを見比べる。
『10年前に終わったことを蒸し返してどうするんだか』
理解できないな、と呟き足で煙草を潰すと、バイクに跨った。
『まぁ、どうせ私には関係ないから…どうでもいいか』
リックを落とさないように、しっかりと服の中にいれこみ、エンジンをかける。
Paradox Live
この時までは、私の運命を大きく左右する事になるなんて、
思いも知らなかったんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 設定タグ：パラライ , ParadoxLive
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さあ - イベントのご参加ありがとうございます！！私の嫌いな食べ物レバーなのでなんか親近感が湧きました笑これからも頑張って下さい！応援しています！ (2021年6月24日 17時) (
レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：テルミヤコウジ | 作成日時：2021年6月23日 0時
