私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ20)

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70話ページ20

夢主side

稲「円堂さんのチーム…」

剛「あの円堂さんと戦うのかよ…ヤベェな…おい！円堂さんの弱点10個！」

つ「円堂くんの弱点？うーん…勉強はあまり得意ではないですね！」

日「それサッカー関係ないですよね！？」

つ「あと熱血すぎます！」

剛「それ弱点じゃないだろ！サッカーの弱点だよ！」

つ「うーん思いつきませんね。明日奈さんは何か知らないですか？」

みんなの視線が明日奈に向けられる

『…生憎俺も守のことについては知らないな』

剛「んだよ明日奈も知らないのかよ」

つ「でも！円堂くんは伝説のゴールキーパーだけじゃなく、伝説のキャプテンでもあるんですよ！雷門を優勝まで導いたんですから！」

みんなはつくしの話を聞いて息を飲んだ

趙「そう伝説のキャプテンとしての力を今は利根川東泉で存分に発揮しているのです！」

そのときスクリーンに一枚の記事が出される。その内容は利根川東泉についての記事だった

氷「サッカー部発足？」

杏「利根川東泉には最近までサッカー部がなかったんですよ」

稲「えぇ！？」

海「そうなの？」

奥「聞いた事があります！利根川東泉はそもそも運動部自体が活発でなく、同好会レベルで楽しんでいる学校らしいです。そういう学校にサッカー部を作るところから始めたのが」

つ「円堂くんなんです！」

道「サッカー部を1から作るって…」

万「大変だろ」

『守のことだ。サッカーに関係ない者たちに片っ端から声をかけて集めたんだろう』

剛「マジかよ…そんなので準決勝まで来たのか？」

奥「一言で言ってしまえば利根川東泉のイレブンは寄せ集めです。ここまで勝ち上がってきたのは運の良さもあるでしょう」

服「今の僕たちに勝てるかな？」

海「円堂さんGKとしては凄いけど…」

日「他の選手はそうでもないってこと？」

つ「利根川東泉のプチ情報！サッカー部のマスコットとしてタヌキを飼っているそうですよ！」

小「陽気な奴らだな」

剛「やっぱり勝てんじゃねぇのか？」

趙「では今からみなさんには利根川東泉の試合を見てもらいましょ～う！」

それからみんなは利根川東泉の試合の映像を見て、先程までの余裕が無くなったようだ

そしてみんなはミーティングルームから出てグラウンドに向かう

そのとき明日奈は監督に呼び止められた

趙「明日奈さん」

『…なんですか監督』

趙「私は次の試合お休みさせていただきます」