私は野坂悠馬の姉２【アレスの天秤】 (ページ14)

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64話ページ14

夢主side

野「次は永世との試合だっけ？頑張ってね」

『ああ。勝つのは雷門だからな。たとえそれが王帝月ノ宮だとしても』

野「…そっか。じゃあね姉さん」

そう言って野坂は帰っていった

『結局あいつはなにしに来たんだ？』

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〈永世vs雷門の試合の日〉

永世のベンチにはヒロトはいない

『監督予想通りですね』

趙「オーホッホッホ！」

『(ヒロトはまだチームに馴染めていない。チームの雰囲気もヒロトに対する不満が相当あるみたいだし…この試合はヒロトにかかっているぞ)』

そして両者ポジションにつき、試合が始まる

開始早々雷門にはシュートチャンスが訪れるが、そのシュートは相手キーパーの砂木沼にとめられる

砂「もっとだ！好きなだけ打ってこい！」

杏「あのキーパーは？」

『永世学園3年砂木沼治。相手を煽るのがあいつのプレースタイルだ』

両者譲らない防攻が続き、先に先制点をとったのは雷門だった

しかしその点は相手キャプテンの基山タツヤによって返されてしまう

そしてその後も雷門はすぐに点を決め巻き返していく

砂「悪くない。だがまだまだだ！」

つ「めげないんですね…」

『ははは…(苦笑)』

お互い点を取られては取り返すが続いていたが、道成と日和の新しい必殺技で追加点を決めた

試合が再開するが、タツヤが先ほどのシュートを止めようとして足を痛めてしまったようだった

だがタツヤはベンチに下がることなく試合を続けた

3対2で雷門がリードする中、負傷中のタツヤを加えた永世は雷門に攻撃を続ける

『タツヤ…』

つ「何か言いましたか？」

『！いやなんでもない』

タツヤは足を痛めながらも渾身のシュートを放つが、それはのりかがしっかり止めていた

そして足の限界を迎えたのか一旦ベンチに下げられたが、交代する様子がないのでみんな驚いていた

そしてタツヤ抜きの10人で永世は試合を再開する

雷門はそのチャンスを狙って得点を決めていく

杏「基山タツヤは戻るでしょうか？」

趙「うーんどちらにせよ今のうちにどれくらい点を取れるかですね」

『！ヒロト来てくれたのか…』

そこには先ほどまでいなかったはずの吉良ヒロトがいた

試合をみれば、岩戸と南雲が衝突してしまったようだ

なかなか起き上がらないところをみると南雲は脳震盪を起こしているようで、担架で運ばれて行った