私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ37)

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37話ページ37

夢主side

選手たちが入場してくる

一番最初に入って来たのは永世学園。予選大会の得点王吉良ヒロトがいるチームだ

最後に入って来たのが世宇子中。アフロディが率いるチームで初戦で雷門と当たっている

宣誓式が終わった後一郎太、佐久間、源田の3人と一緒に星章vs王帝月ノ宮の試合を見に行った。が…

『なんて事だ…！』

風「グリッドオメガ…」

佐「これは本当にタクティクスなのか？」

源「酷すぎる…」

『俺のせいだ…！』(ﾎﾞｿｯ

風「何か言ったか？」

『！いや何も言ってないぞ…』

風「そうか。にしてもこの試合見てて気持ちいいものじゃないな…」

源「ああ…」

実況「おーっとここで星章学園が棄権を申し込んだ！この試合は王帝月ノ宮の勝利だー！」

『…っ俺有人のところに行ってくる！』

風「あ、待て明日奈！」

佐「俺たちも行こう！」

源「ああ！」

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鬼道side

王帝月ノ宮は予想通りグリッドオメガを使って来た。だが予想していた以上の威力で試合を続けることができなくなってしまった。

棄権を申し出てベンチに戻っていると遠くから声が聞こえた

明日奈「有人！」

鬼「明日奈か…」

風「他のみんなも大丈夫か！？」

佐「思った以上に酷いな…」

明日奈「源田、佐久間！救急箱持って来てくれ！春菜は選手をベンチに連れて行ってくれ！」

音「わかりました！」

鬼「すまないな…」

明日奈「どこが痛む？」

鬼「どこも痛くは…っ」

明日奈「無理をするな！いくら強化委員だからと言ってお前が無理したらどうするんだ！」

鬼「…そうだな。すまない、ありがとう」

明日奈「有人後で灰崎のところに行くぞ」

鬼「ああ、わかっている」

そろそろ編入の話を進めないとな

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灰崎side

鬼道に呼ばれて今選手入場口にいる

やっと鬼道が来たと思ったら、後ろに帝国の女もいやがった

灰「どういうことだ鬼道」

鬼「こいつから話があるみたいでな」

明日奈「…この間はすまなかった。一度ちゃんと謝りたかったんだ」

灰「…用ってのはそれだけなのかよ」

明日奈「いや、本題はこれからだ。灰崎お前は王帝月ノ宮にリベンジしたいか？」

灰「！当たり前だ！俺はあいつらに…アレスの天秤に復讐してやるんだ！」

明日奈「…お前が味方で良かったよ」

灰「？」