私は野坂悠馬の姉【アレスの天秤】 (ページ26)

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26話ページ26

夢主side

稲「明日奈さんが特別コーチなんですか！？」

『なんだ俺じゃ不満か？』

稲「いえ！そういう訳じゃなくて、ビックリしただけです！」

『そうか。ところで監督今雷門は第5回戦まで勝ち進んでいるんですよね？』

趙「そうでーす！まあ今回はあえて作戦無しで挑んでもらいましたけどね」

つ「そう言って本当は作戦ネタ切れだったり！」

趙「∑(ﾟДﾟ)」

雷門「「えー！」」

『はぁ…本当に大丈夫なのか？この監督』

つ「あはは…(苦笑)」

『まあいい。FF予選も次で最後だ。現在1位が5勝0敗で勝ち点15点の星章。他のチームに全勝しているチームはないため星章の決勝進出はほぼ確定と言ってもいいだろう』

道「2位の帝国が既に6試合終えていて勝ち点13、俺たちは勝ち点12」

つ「つまり私たちが決勝に行くのは引き分けじゃ難しわけで…」

その時明日人が立ち上がって

稲「みんな難しく考えることないよ！決勝戦も勝ちを目指して戦うだけだ！」

雷門「「おう！」」

『“難しく考えることない”か…いいこと言うな』

稲「そうですか？」

『ああとても明日人らしい言葉だな』

稲「ありがとうございます！」

『じゃあ俺は少し用事があるから帰るよ。また後日会おう』

雷門「「はい！」」

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〈星章学園〉

？「何だ明日奈」

『遅かったな有人』

鬼「こっちは色々と大変なんだ。で、用とは何だ手短に頼む」

『実はな、星章が決勝戦初戦の相手がおそらく王帝月ノ宮なんだ。で、試合の様子を見ているとな…』

鬼「負ける確率が高いと言うわけなのだろう？」

『まあそう言うことだ。で、ちょっと提案なんだが万が一星章が負けた時～～～するのはどうだ？』

鬼「…確かにいいかもしれないな」

『じゃあこの話は決勝戦2日前ぐらいに監督も交えてしよう。そしたらもう用はないが…少しだけフィールドの悪魔を覗いていっていいか？』

鬼「ああ、好きにしろ」

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鬼道side

突然春菜に呼ばれた。なんでも明日奈がきたらしい

用件を聞いた時俺も同じことを考えていた。王帝月ノ宮にグリッドオメガを使われると試合続行が難しくなる。

その話が終わったあと明日奈が灰崎を見たいと言ったのでグラウンドに移動しているんだが…

鬼「なぜ灰崎だ？」

明日奈「おそらくこちら側に入るのは灰崎だと思うからな」