私の姉はE-girls (ページ39)

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後遺症~夏恋side~ ページ39

検査後運ばれた個室で
お兄ちゃんに「ダンスはできない」って言われた

私の中で何かが崩れるように落ちた

ダンスできないって、、
E-girlsは？Happinessは？そんな思いがこみ上げた。

なんで、、なんで私なの、、
大好きなダンスが踊れない？
ファンの皆さんの前に立てない？
待っててくれる人がいるのに？

それに、、

夏恋「無期限の活動停止って、、」

鞭打ち状態で体が痛くて動けないだけそう思ってた

目の前のテーブルに置かれたペットボトルに
手を伸ばそうと試みるけどなかなか動いてくれない

だから体の痛みに耐えながら私は左手で右手を持ち
ペットボトルを無理矢理掴ませで見るけど

持ち上げきらなかった

夏恋「なんで、、なんでなんでなんで！！」

自分の不甲斐なさに腕をテーブルに何度もぶつけた

でも手はダメでも、、足は？

立ちたい、、踊りたい、、
だから私はベッド柵をつかみ無理矢理起き上がった

いつもみたいに立とうとするけど不可能で、、
ベッドからそのまま落ちた

ドサッ___

夏恋「うっ、、」

私が落ちた時ペットボトルも落ちた
大きな音がしたから外にいた兄妹が入ってきた

『夏恋っ！』

流星「夏恋っ、、！何してんねん大丈夫か？！」

萩花「打ったところない？！」

そんな兄妹の優しさでさえ今はイライラする

夏恋「触んないで！自分でするから！
もうほっといてよっ！泣」

萩花「ほっとける分けないでしょ！」

夏恋「なんで動かないの！なんで立てないの！
なんでっ、、なんでよっ！動いてよっ！！泣」

無性に腹が立った。
何度も右足に拳をぶつけたけどAが私の腕を掴んだ

『やめて！自分を、、傷つけないで、、っ、
手も赤くなってる、、とりあえずベッド戻ろう？ね？』

お兄ちゃんと萩花が抱えてくれた
私はもう、、兄妹の介助なしでは、、生きてけないの？

誰か教えてよ、、ねぇ、、。

この日から私は光を失った