頑張れば、必ず…2

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体育館に凄い音が響いた



真ん中に誰か倒れてる

あたしは血の気がひいた
気づいた時には

「先輩っ」と叫んで

倒れてる先輩のところに駆け寄っていた



顧問の国分先生が先輩の防具を外していく

「マネージャー、氷とタオル」

「はいっ」と返事して

氷とタオル、内輪、医療バックなんかを
抱えていく

美緒も一緒に。


冷たいタオルで首筋を冷やす

医務室の松本先生が走ってきた
すぐに救急車がきて

松本先生が付き添っていった




「先輩の荷物…」

あたしは先輩の荷物をまとめた

その日の部活は終わりになった

「国分先生っ、錦戸先輩…」

あたしの顔を見て

「マネージャー、錦戸の荷物
病院に届けてくれる？
俺も今から行くからさ」

そう言われて
先輩の荷物を両手で抱えて

国分先生のところにいった

先輩は学校の裏の病院にいるみたい…


先輩に何かあったら…
そう思うと泣きそうになる…

涙が出るのを必死で我慢した

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