31 熱い息 ページ31
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そんな彼のキスにだんだん息が苦しくなる。
けれど、それと同時に快感も湧いてきて。
グクが私の唇を啄む度にできる小さな隙間からわたしの吐息が溢れる。
グクはまるでそんな私の様子に興奮してるかのように、いまだ逃げようとする私の後頭部を押さえつけると、更に追い込むように深く深く舌を絡める。
こんな強引なのいや…
そう思っているはずなのにグクの熱い舌と興奮しているかのような表情を見ると、私の身体も段々と熱を持ってきて。
そしてグクもそれを分かっているのか、空いた右手で私の身体に触れ始める。
最初は首元をつーっと指でなぞった。
私は反応しそうな身体を、必死に堪えて。
するとグクは次はそのまま耳を触る。
私の耳の形を確認するかのように触るから、思わず身体がビクッと反応してしまう。
そしてグクがその手でわたしの耳元を覆うから、キスで生まれる水音が脳内にダイレクトに響いて。
逃れようと身体を逸らす私を、グクは逃してはくれない。
グクはキスしながらそのまま手をだんだんと下ろしてもう一度首や鎖骨辺りに触れると、今度は服の上から一度胸を優しく撫でた。
けれどそこにグクの手が留まることはなく、そのまま手を下ろしていきお腹の辺りにもその手を這わせる。
ただ、そうやって一度触れるだけ。
それが妙にくすぐったくて、そして、それじゃ物足りなくて。
「…グク」
思わず彼の名前が口からこぼれる。
するとグクは今度は服の中に手を入れてわたしの背中へとその手を回した。
指ですっと背中を上からなぞる。
そんなグクの指に思わず身体が反応する。
グクは私が背中が弱いことを知っているから。
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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (
レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん！コメントありがとうございますうう（ ; ; ）遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…！早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです！グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします！ (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます！これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください！（笑）早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年3月18日 22時
