30 強引な彼 ページ30
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JK「…テヒョンイヒョンと出掛けたの？」
「…あ、うん。でも違うの。
前から約束してたから連れてってくれただけで、」
私が落ち込んでたからじゃないの、
そういう意味を込めてそう言ったけれど。
グクの顔からはさっきの優しい笑顔は消えていた。
JK「俺には相談してくれなかったのに、ヒョンには相談したってこと？」
違う、そう否定できない。
だって実際帰り道に私はテヒョンに相談したから。
「…えっと、」
そう黙り込む私、それはグクの質問にイエスと答えているようなもので。
そんな私を見てグクは眉間にシワを寄せて、傷ついた表情をしていて。
JK「…ヌナ、やっぱり俺じゃ頼りない？」
「そんなことない！そうじゃなくって…」
ほんとにそうじゃない。
グクのことを頼りないなんて一度も思ったことない。
グクに私の気持ちを分かってほしいのに。
グクは私の返答はまるで聞こえていないかのように無視すると、私の腕を引っ張ってグクの元へと強引に引き寄せた。
「グク、私の話聞い…！」
自分の腕の中に私をしまい込んでから、私の目を一度見つめるグク。
その瞳には悲しみがあふれていて。
そして噛み付くようにキスをしたグクによって、私の言葉はまたかき消された。
そんなグクは初めてで。
今まで私は、優しく、そして甘く私に触れるグクしか知らなかったから。
戸惑った私は思わずその胸を押し返す。
けれどグクの力に叶うはずはなくて。
抵抗しようとした私にカッとなったのか、グクは更に腕に力を込めて私を抱きしめると、息継ぎもさせまいと深く舌を絡めて、思わず逃げようとする私の舌を執拗に追う。
「…グク、やめて」
息継ぎのために唇が一瞬離れた隙にそう溢すけど、その言葉をかき消すように更に唇を重ねるグク。
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mii(プロフ) - はぁ、もうね大好き (2021年8月18日 8時) (
レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - はじめまして。とても感動しました。グク編も読みたいです^_^ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 283143d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - 夏さん» 夏さん！コメントありがとうございますうう（ ; ; ）遊び人として書かれがちなテテちゃんですが、私は勝手にすごく一途な人だと思っててそれを書きたかったので、そう言ってもらえると嬉しいです…！早く続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月8日 18時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - はじめまして^ ^お話とてもおもしろいです！グクペンですが一途に主人公を思うテテ好きです(*^^*)どっちとくっつくかドキドキします！ (2020年4月8日 0時) (レス) id: 13b7e644bd (このIDを非表示/違反報告)
なのか(プロフ) - Kumiさん» Kumiさんコメントありがとうございます！これからどんどんテテのターンになっていくので是非楽しみにしててください！（笑）早くこちらの続きを書けるように頑張ります(*^^*) (2020年4月6日 3時) (レス) id: 59d638975a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノカ
| 作成日時：2020年3月18日 22時
