かわいい ページ36
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玲於「で、まあとりあえず今から母ちゃんとこ行って…うん、見てくれればわかると思うんだけどさ、」
A「え？」
玲於「…すっげー、クソガキ。」
車の中
運転席でミラー確認しながら、先輩 そう言った
思わず笑っちゃう
先輩がクソガキって言うくらいだから、相当なんだな
A「何歳の子？」
玲於「6歳。でもめっちゃチビ。」
A「ふうん…」
玲於「なんかねー、親ふたりで長崎行ってんだって。」
A「長崎？」
玲於「知り合いの結婚式らしいよ。でもクソガキは置いてった。笑」
A「うわあ…そんなにやんちゃなんだ。」
玲於「うん。手に負えない。」
A「名前は？」
玲於「颯。」
A「そうくん？」
玲於「うん。俺のね、たぶん…叔母さんの、妹の、子どもの、子ども？」
A「え、遠！」
玲於「なんかよくわかんねえけど、そのへん。でもえらい懐かれちゃってさ、実家いたときとか、颯ひとりで泊まり来たりしてた。」
A「そうなんだ…」
先輩、嬉しかっただろうなあ
そうくんが懐いてくれて
…よし、今日は子守頑張ろう
子守っていうか、先輩がそうくんと遊んでる間に、できることちゃんとしよう
せっかく頼ってくれてるんだもん
応えたい
玲於「よし、着いた。じゃあちょっと待ってて。颯連れてくる。」
A「うん。後部座席、行っとく。」
玲於「あーそうして、あいつひとりで後部座席じゃちょっと怖いから。」
うんって頷いて、後ろに移動した
ここのマンション、来るの二回目
前は夜中だったし、泣いてたからよくわかんなかったけど
なんかすごく高そうだなあ
先輩のお母さん、シングルマザーなのにすごい
看護師さんって、手に職持ってたらやっぱり生きていけるんだ
カッコいいなあ
なんて、ぼおっと考えてたら
エントランスから、先輩が荷物抱えて出てきた
その右手に繋がれてるのは
思ってたよりちっちゃくてかわいい、そうくん
まって！やばい
写真撮りたい
先輩がちびっこと手繋いでる！かわいい！
そうくんがかわいいのはもちろんなんだけど
でも先輩がもう、なんか、もう！
玲於「おまたせー。」
私が座ってるのと逆の、後部座席のドア開けた先輩
ほら挨拶してって、そうくんの頭撫でてる
颯「…そうです。」
A「初めまして、Aです。」
颯「…A？」
A「うん。」
颯「……れおの、おんな？」
お、おんな！？
ませ過ぎてる颯くんに、先輩とふたり
目を合わせて笑った
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maki(プロフ) - 今まで何お話、読み返したら、やっぱり佐野先輩とうまくいってほしい。。(;_;)先輩！！何してんのーー！！！ (2018年8月5日 7時) (
レス) id: 9583ac788f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - ほんとに今一番大好きな小説です。全然話長くしていただいてかまいません！笑更新これからも楽しみにしていますので大変だと思いますが頑張ってくださいね！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: cb039e5484 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - きなこさんは更新率が高いことだけが取り柄だなんて、全然まったくそんなことないですよ(^^)きなこさんのお話を読むだけで元気になれます。いつもお話を読めること本当に嬉しいです。これからも応援しています。きなこさんの思ったまま書いてください！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 49103f1761 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - さいくぅー (2018年7月5日 22時) (レス) id: 527ff0df55 (このIDを非表示/違反報告)
涼夏 - もうきなこさんの伏線が楽しみすぎます!!楽しみにしてます!! (2018年7月5日 22時) (レス) id: c6b1080ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2018年6月16日 21時
