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気になる ページ31

玲於side






次の日



朝一で一本だけ収録があって

昨日飲み過ぎたことをちょっとだけ反省しながら楽屋へ向かった。





玲於「…はよ。」


亜嵐「おはよー。」


涼太「あ、玲於!」






携帯してた顔を上げて

俺の名前を呼ぶ涼太くん。






涼太「昨日チカのこと送ってくれたんでしょ?ありがとね。」


玲於「…いや、べつに。」





昨日の夜

涼太くんのマンションまでの20分間、ふたりで並んで歩いた。



チカちゃんが気遣って話しかけてくれんのに

俺、緊張しすぎて全然喋れなくて





涼太「玲於酔ってて返事ちゃんとできてなかった、とか言ってたけど。笑」





…そっか

チカちゃんの中では、酔ってたからってことになってんだ。


まあ、それでいいかも

気持ちバレるより、その方がいい。





玲於「…うん、送るとか言って全然意味なかったわ、たぶん。」


涼太「ちゃんと家帰れたかなってめっちゃ心配してたよ。笑」


玲於「帰れた帰れた。」





言いながら椅子に座って、壁掛けの時計を見上げる。


もう10時なりそうじゃん。


早くセットしてもらわないと…なんて思って 周りを見渡したら







玲於「…姉さん、」


美幸「ん?」


玲於「Aは?」






楽屋入って、すぐに涼太くんと話したから気付かなかったけど


Aの姿が見当たらない。



あいつ、絶対誰よりも早く来るのに。






美幸「Aちゃんでしょ?どうしたんだろ、さっきからラインしてるんだけど、既読付かなくって。」


亜嵐「珍しくない?Aちゃんが遅刻とか。」


玲於「珍しいってか初めてでしょ。…なんで?分かってんの?今日朝からって。」


美幸「分かってると思うよ。スケジュールは送ってるから。」






なんか気になって

俺もAとのトーク画面を開いた。





[ おい ]


[ 遅刻かよ ]





秒で打って送るけど、一向に返事は来ない。

…あいつ、俺がラインしたらすぐ既読するくせに。






美幸「玲於、ラインしてみてよ。」


玲於「したけど読まない。」


美幸「…何かあったのかな。」






姉さんのその言葉が嫌に引っかかっちゃって。



連絡先からAの名前探して

その番号に発信した。




でも聞こえたのは







『お掛けになった番号は 現在電源が入っていないか…』







美幸「…どう?」


玲於「…繋がんない。」






…ただの寝坊かもしんないのに


なんでこんな気になってんだよ、俺。



心配なんだよ→←置いてかれた



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なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し?も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか、、玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる!そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω\)これからも小説頑張ってください!! (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい!とか表現があって。ほんまに大好きです!占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします! (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きなこ | 作成日時:2016年11月10日 21時

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