それだけで ページ14
玲於side
涼太「…あーあ、帰っちゃった。」
Aがパタパタ走って楽屋から出てった。
突然用事とか
…なんだあいつ。
隼「にしてもチカちゃん、元気してる?」
涼太「うん、なんも変わってなかった。」
メン「え、今どこ住んでんの?」
涼太「ん?俺の家。」
隼「はい!安定のラブラブ!」
…はい、安定のラブラブ。
…てかもう、なんなわけ。
聞いてねえよ。帰ってきてるとか。
こっそり手元でライン開くと
チカ [ 雑誌に玲於載ってた(^ ^) ]
そんな文面と
なんかの雑誌の写真が送られてきてて。
…あーあ、ほんと無理。
こんだけでドキドキするとか、マジで高校生でもあるまいし。
玲於 [ そんなのいいから ]
玲於 [ 日本、帰ってきてんの? ]
3月
ひとりパリに留学に行ってしまったチカちゃん
涼太くんの彼女で
男なら誰でも振り向くような高嶺の花で
メンバーみんな、俺が付き合いたかったーなんて笑って言ってるけど
たぶん、本気で好きになっちゃってんのは俺だけ。
ラインが途切れないように頑張ってんのも
俺だけ。
チカちゃんの中での俺は
チカ [ 涼太が言ってくれるかなって思って。笑 ]
あくまでも、彼氏の仲間 なんだ。
涼太「まあ、近いうち連れてくるからさ。そのときは仲良くしてあげて。」
裕太「はーい。」
亜嵐「どうせ美人レベル上がってんだよ。」
隼「だって涼太くんと並んでお似合いって…」
涼太「まあまあね?笑 自慢の彼女ですよ。笑」
隼「はいみなさん帰りましょう!!」
涼太「ねえちょっと、笑」
…やばい
笑顔、引きつる。
べつに、涼太くんから奪ってやりたいなんて
そんなこと思ってない。
ただ俺の片思いで
たまに、ほんとにたまにでいいから 俺のことを見て笑ってくれたら。
それだけでいい。
玲於「…よし、おつかれっしたー。」
龍友「また突然。笑」
亜嵐「おつかれ〜」
ため息つきながら楽屋を出た。
…いつまでチカちゃん追いかけんだろ、俺。
あーあ
どっかにいい人いねーかなあ
そんなことを思いながら 開いたエレベーターに乗り込もうと足を踏み出した
そのとき
玲於「っうわ、」
中から出てきた奴と真正面からぶつかる。
玲於「いった、」
A「ご、ごめん…」
そこにいたのは、さっき帰ったはずの Aだった。
.
4422人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なゆ(プロフ) - SnowMan目黒蓮くんのお話で全く同じ作品あるんです。今日読んでて佐野玲於ver知ってるなぁと思ったら、タイトルも見出し?も内容も全く同じでした。きなこさんが書いてるのかと思ったら作者は違う方です。一度確認してみて下さい、、、。 (2021年8月18日 4時) (レス) id: 1e103a7bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ri(プロフ) - こんばんは。いきなりコメントごめんなさい。このお話2年前ぐらいに読んでから、すごい好きで定期的に読みたくなるんです。とっくにLDHのファンをやめたのに、懐かしくなって玲於くんのお話別作品も読ませていただきました。とても素敵でした。 (2020年6月18日 1時) (レス) id: c2ce5189fe (このIDを非表示/違反報告)
meiichikawa(プロフ) - とてつもなくこのお話が大好きです。 (2018年8月31日 18時) (レス) id: cd3e6473be (このIDを非表示/違反報告)
Neon - このお話にどハマりしてます。もう何回読んだことか、、玲於くんの不器用さがすごく伝わってきてどんどん続きが見たくなる!そんな感じのお話で、ほんとに読みながらキュンキュンしてます(/ω\)これからも小説頑張ってください!! (2018年2月12日 14時) (レス) id: adc5307a56 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - この話すっごい好きです。主人公を応援したくなるし、何回よんでもあきません。せつないし、嬉しい!とか表現があって。ほんまに大好きです!占いツクールを初めて開いた時から読んでいまだに、たまに読んだりします! (2017年12月26日 0時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きなこ | 作成日時:2016年11月10日 21時