hairsalon【SixTONES】 (ページ9)

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高地優吾の場合ページ9

貴方side

「お待たせしました！」

ニコニコしながら元気よく現れたのは

笑顔が良く似合う

小顔でスラッとしたスタイルのいい美容師さん。

「店長やってます！高地です！みんなからはコーチって呼ばれてるかな！」

貴「あ、本条Aっていいます。」

「Aちゃんね！改めてよろしくね」

自己紹介が済むと早速髪型の話になる

「今日はどうするつもりで来たのー？」

貴「えっと…最近髪切りに来れてなかったので、少し切ろうかな……って」

「ん～そっか！長さ揃えていい感じ？あ、傷んでるとこまできっちゃっていいかな？」

貴「はい！そんな感じでお願いします」

「カラーはどうする？」

貴「あんまり染めたことないので……よくわかんないです」

「OK！そしたらOLさんみたいだし少し髪色明るくするぐらいにしてみようか！」

よし！決まり！と店長さんが言い、

シャンプー台へ案内される。

「少し髪の毛濡らすね～」

優しい手つきで髪の毛が洗われる。

あ～……ちょっとウトウトする……

ウトウトし始めたがすぐに

洗い終わった髪の毛を拭かれ

カット台に戻される。

「じゃあ切っていくよ～！」

普段の仕事はどんな感じなのか

休みの日は何してる？だとか

会話が止まらないように話掛けてくれる。

その上、上手く返せなくても

そこから先に話を広げてくれる。

この人、すごく話しやすい人だ……!!

流石というかなんというか。

やっぱ職業柄なのかな？

めちゃめちゃ面白い話をしてくれる。

「コチぃ～！」

と大きな声で傍にやってきたのは

とても背の高い美容師さん。

ハーフさんかな？

すごく顔綺麗。

「なんだよ！今接客してんだろ！」

「いや～ちゃんとやってるかなと思って！」

貴「ふふっ…すごく素敵なお話してくれてますよ」

「そうなの？なら良かった！なんか不満あれば遠慮なく誰かしらにチクってくれていいからね～！」

AHAHA！となんともアメリカンな笑い方で

その場を後にしたハーフらしき美容師さん

「ごめん、うるさかったでしょ。一応あれでもオーナーなんだ」

貴「オーナーなんですね！…なんだか嵐みたいな人でした……」

「ぶっ！」

くすくすくすと肩を震わせて笑う店長さん