hairsalon【SixTONES】 (ページ6)

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～♪～♪

とても軽快な鼻歌を歌いながら

スムーズにカラー剤を塗っていくジェシーさん。

「そう言えばあまり髪染めないって言ってたよね」

貴「あ、そうです。仕事上あまり明るく出来ないのと、頻繁に美容室に通えないのでプリンになりたくないのとで…」

「なるほどね…っと！出来た！」

「ちょっと時間おくから待っててね。」

なんか雑誌読む？と差し出された雑誌を選び

少しの間目を通す。

あー、そう言えば最近服も買いに行ってないや

つくづく自分の女子力の低さが嫌になる

貴「はぁ……」

ついつい、溜息をこぼしてしまう

「なに？溜息こぼすと幸せ逃げるよ？」

ちょうどカラーの様子を見に来たジェシーさんに

気づかれてしまったようだ

さっ、流すよ～とシャワー台へ案内され

髪を流してもらう。

来た時も思ったけどジェシーさんのシャワー

めちゃくちゃ気持ちいいなぁ。

今までのとこ結構力強めでガシガシされてたけど

ジェシーさんのシャワーの手つきは優しく

眠気が誘われてしまう

「痒いところない？」

貴「あ、はい。」

「良かった」

そう答えたあとは

軽くヘッドマッサージを行ってくれた

「はい、今度は乾かすよ～！」

ジェシーさんと受付にいた金髪のお兄さんの

二人がかりで髪を乾かしてくれる

「2人だと早いからね～！」

乾かし終われば、軽く髪をセットしてくれて

全ての工程が完了した。

貴「うわぁ…綺麗」

「よし！可愛い!!!!」

後ろ姿も確認できるようにミラーを持ってきて

こちらに見えるように持ちながら

満足と言わんばかりの顔で

ニコニコと微笑むジェシーさん

ジェシーさんより少し控えめの

赤みがかったカラーでふんわりとセットされた髪。

なんだかすごく女の子になった気分になる。

「いいね～！すごく似合ってるよ～！」

貴「ほんとに…素敵です、ありがとうございます！」

「全然！こちらこそお店来てくれてありがとうね！また…来てくれる？」

貴「もちろんです！」

「じゃあ…次も俺を指名してね。」
ビクッ

急に耳元でそう囁かれ、心臓の心拍数があがり

顔に熱が集中したのがわかる。

貴「は、はい…」

「ん！待ってるね！！」

キラキラとした笑顔を向けられ

先程のワントーン下がった声で

囁いていたのが嘘のよう