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貴方side
あれから沢山色んなお店をまわって
オシャレなレストランに連れていってもらった。
相変わらず彼のトークの世界観に
振り回されつつもとても楽しんだ。
楽しい時間ほどあっという間にすぎる。
大我さんに家まで送って貰うことになり
もうそろそろ家に着く。
貴「あの……ここで大丈夫です。」
「ん。今日はありがとうね。」
と未だに繋がれている手を
名残惜しさを感じながら離す……
つもりだった
ぐっと大我さんに力強く手を握られ
えっ！と彼の顔を見上げる
「俺、今日Aとのデートのつもりでいたから」
と可愛らしい顔付きから
男らしい表情に変わる彼に目をそらせずにいた。
それとこれ……と差し出されたのは
先程買おうか迷って買うのをやめたネックレス。
貴「これ！？」
こんな高いもの貰えないです！！
と言うも頑なに受け取らず私に差し出す。
「Aのために買ったの！受け取って…？」
とキュルキュルな目で見つめられ
素直に受け取る。
「付けてあげる。」
と箱からネックレスを取り出し
ひんやりとした手で私の首に
ネックレスをかけてくれる。
「ねぇ……知ってる？男がネックレスを贈るのは
俺のモノって独占欲の現れなんだって。」
耳元でそう囁いた彼は
いたずらっ子のような表情を浮かべ
じゃあね、と去っていった。
貴「……期待しちゃうよ……//」
明確な言葉をくれない彼に翻弄されてしまう
早く予約入れて彼に会いに行こう。
貰ったネックレスをつけて…………
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作者名：Rio | 作成日時：2019年12月2日 21時
