hairsalon【SixTONES】 (ページ31)

今日:3 hit、昨日:82 hit、合計:317,683 hit

・ページ31

貴方side

雑誌を静かに読みたいタイプの私には

とてもありがたい、

黙々と作業するタイプの美容師さんらしい。

それにしても顔整ってる人だよなぁ～……

彼は全く話さない訳ではなく

途中途中、どうしたらいいか

こちらに確認を取って切ってくれるので

少し不安が消えた。

「…結構美容室久しぶりですか……？」

貴「へ！？あ、はい、仕事忙しかったので……」

「結構髪傷んでいたので、そうなのかな、と」

髪の状態で色々バレるのは少々恥ずかしい…

「飲み物、何がいいですか？」

差し出されたメニュー表。

貴「あ、じゃあお茶で」

「温かいのでいいですか？」

貴「お願いします！」

「お茶…好きなんですか？」

貴「はい！色々な場所名産のお茶とか飲むの好きで……」

お茶からなぜだか話が盛り上がり

松村さんの口数も増える

彼いわく、出身が静岡らしいので

沢山オススメのお茶を教えてくれた。

そこから少しずつ話が脱線していって

好きな物などの話や静岡の名産品などを話題になった。

貴「ふふっ、松村さんて話にくい方なのかなって思ったんですけど実は結構面白い人なんですね！」

「!?……ありがとう。」

少し驚いた表情をした後、

今日初めて笑顔を見せてくれた。

照れたのか、

そこからまた沈黙になってしまったけど

手元を真剣に見つめカットする姿に

かっこいいなぁ。。なんて

ほんの少しみとれてしまう。