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貴方side
貴「そう言えば…」
手渡されたショップカードに改めて目線を落とせば
印刷されている文字とは別に
ボールペン独特のインクで走り書きされた
個人らしき携帯番号が書かれていた。
貴「これ…に電話してもいい…のかな…」
帰りの電車の中、
とりあえず連絡先を“高地さん”で登録してみた。
なんだかとんでもない美容室を
見つけてしまったのではないのだろうか。
ボーッと携帯の画面を見つめて考えてしまう。
とても素敵な空間で、素敵な人で
また会いたい。そう思わせてくれる人だった。
きっと次は無理矢理にでも時間を見つけて
美容室に向かうんだろうなって
なんだかそんな感じがした。
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作者名：Rio | 作成日時：2019年12月2日 21時
