レンアイオクビョウモノ

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Youside









ついに来てしまった…









そう、いわゆる









ひ る や す み









場所を指定されてないからよく分からないし









きょろきょろしてると









誰かがいきなり私の腕を掴んだ。









加「こっちだし!!…遅いんですけど」









『ご、ごめんなさい…』









そんな会話をしているうちに屋上に連れてこられた









加「あんた、好きなんでしょ？」








『…え？』









着いてすぐこんなことを聞いてくる。









何をムキになって、加奈ちゃんは言ってるのか




よくわからない。









加「もう！なんで分からないの？今市隆二のことよっ！！！」









あぁなんだ、そんなことか。









『好きだよ』









加「何よその目…。…









知ってたわよ」









思わず目を見開いてしまう









加「最初から知ってたの！


あんたが今市隆二を見る目も、


今市隆二があんたを見る目も



普通の関係じゃないんだなっておもった」







『そう、だったんだ…』









加「知ってて、あんた達の関係が崩れれば


なんか、ちょっとは楽しくなると思って


あんたの…あんたの邪魔した、」







『それで、どうだった…？』









加「初めはすっごくあんたも不機嫌そうで、




楽しかった。でも、








苦しくなった。あんた達ちゃんと




お互いのこと好きだから。


分かってんだなって。そしたら自分の中にすごい罪悪感が生まれるようになったの。」









加奈ちゃんもこんなこと考えるんだ…









加「だから…






その。









ご、ごめ、ごめんなさい」

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