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あの日以降、あまりプライベートで彼と予定が合う日がなく、読み合わせもこの気持ちも伝えることも出来なくて20週の撮影が近づいてきた。
20週の読み合わせは一緒にしようと約束していて、大吾くんも忙しいながら予定を合わせてくれた。
「Aちゃんの家来るの久々やわ」
両手にパンパンになった袋を持って、２回目の我が家に来た。
撮影所と家の往復な生活を送っているから家は相変わらず殺風景で、ぬいぐるみと大吾くんとお揃いのキーホルダーだけが目立っている。
「あ、ぬいぐるみ使ってくれてるんや」
「大阪での1人寂しい生活をこの子と送ってます」
「それはよかった(笑)」
久々にみる私に向けた笑顔で心が弾む。
「お腹空く前に読み合わせしちゃお」
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作者名：ニート部屋
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=1993maa
作成日時：2021年8月15日 4時
